赤ちゃんが病気になったとき、薬のことは病院からの処方でわかるけれど、自宅では何をどんなふうに食べさせればいいの?と不安に思ったことのあるママも多いと思います。そこで赤ちゃんの病気の時の「症状別の離乳食」の紹介です。ママは赤ちゃんが早く回復に向かうように、病気の症状に合わせて離乳食を作ってあげてくださいね。
熱があるときの離乳食
脱水症状防止のために水分補給が必要です! **おススメの飲み物**
「番茶」
「麦茶」
「薄めた果汁」
「乳用児用イオン飲料」 食欲が落ちているときは→冷たくてさっぱりしたもの+果汁・果物・野菜スープなどでビタミン、ミネラル補給!
りんごとみかんのくず湯(水分とミネラルを補給!)
りんご・みかん果汁 各大さじ3 **作り方**
りんご・みかんの果汁に水溶き片栗粉小さじ1杯をくわえて、かき混ぜながらトロリとするまで煮る
※果汁はベビーフードでもOK
※水溶き片栗粉 水1:片栗粉1
フローズンヨーグルト(冷たいものを欲しがる時に)
無糖プレーンヨーグルト 大さじ3
分量通りといた粉ミルク 小さじ2
砂糖 小さじ1
**作り方**
ヨーグルトにミルクと砂糖を混ぜ合わせて、冷蔵庫で凍らせる
少しずつくずして与える
口内炎ができた時の離乳食
”水分補給”と”栄養価が高い離乳食”を数回に分けて食べさせてあげましょう!
そうめんのコーンスープ煮(口あたりとのどごしがいい)
そうめん 4~5本
白身魚10g
ほうれん草の葉先1/2枚
ベビーフードのコーンスープ 大さじ4
**作り方**
折ってゆでたそうめん、茹でたほうれん草・白身魚をコーンスープでつぶす
スープゼリー(冷たくてつるんとしてのどごしもいい!)
ニンジン・セロリ・とうふのみじん切り 各小さじ1
ベビーフードの野菜スープ 2/3カップ
粉ゼラチン 小さじ1/2強
**作り方**
野菜ととうふをスープでやわらかく形がなくなるまで煮る
水少々の量でふやかしたゼラチンを加え、煮とかす
型にいれて冷やし、固める
白身魚のクリーム煮(ホワイトソースで食べやすく)
白身魚15g
ベビーフードのホワイトソースホワイトソース1回量
**作り方**
水を少量と白身魚を煮たてる
ホワイトソースをくわえ、さらにひと煮たてた後にこまかくほぐす
せき・鼻水が出る時の離乳食
量は少し控えめにするといいでしょう。
乾燥しているとせきが出やすいので、水分補給をこまめにしてください。
また、鼻水が出る時は粘膜が弱っている証拠です。
タンパク質やカロテン、ビタミンCを補給して!
鼻づまりの時は温かくて汁物などがおすすめですね。
せきの時に!あけぼのがゆ(飲み込むのに抵抗がない)
1食分 7倍がゆ(ほうれん草がゆ参照)
子供茶碗1/2杯 固ゆで卵の黄身 1/2個
にんじん 輪切り1cm分 水 小さじ1/2
**作り方**
卵は固ゆでした黄身少量から始めましょう。にんじんと卵で栄養バツグンのおかゆ
1. 7倍がゆを作る
2. 固ゆで卵は半分に切り、黄身1/2個を裏ごしをする
3. にんじんはすりおろし水と一緒に耐熱容器に入れ、ラップをかけて1分加熱する
鼻水が出る時に!ポパイどうふ(免疫力がアップします!)
ほうれんそうの葉先1枚
とうふ1/10丁
だし 少々
**作り方**
ほうれん草を柔らかく茹でる
豆腐はさっと茹でて、ほうれん草と一緒につぶす
だしを加えてのばす
吐きけがあるときの離乳食
吐き気があるときは、ひとまず水分以外の食事をストップした方がいいでしょう。
水分も少しの量を何回も与えてあげましょう。
強い吐き気がおさまったら
「湯冷まし」
「ベビー用イオン飲料」を与え、大丈夫そうなら、
「母乳」や「ミルク」などを与えてください。
その後に食欲が出てきたら、消化の良いのもからの食事を始めてあげましょう。
とうふのすり流し(胃への負担が少ない!)
とうふ2㎝角1個
だし小さじ1
**作り方**
とうふを軽くゆで、すりつぶす
だしと水どき片栗粉(水1:片栗粉1)の中にすりつぶしたとうふを入れて、かき混ぜながら少し煮る
(電子レンジでも可)
茶がゆ(ほうじ茶には吐き気をしずめる作用があります)
ごはん子ども茶碗 1/3杯
ベビーフード「ほうじ茶」 1/2カップ
**作り方**
ほうじ茶にごく少量の塩を入れる
その中にご飯をいれ、煮る
病気の状態に応じてお茶の量を調整する
コーンクリームスープ(すこしずつゆっくりと、、)
缶詰のクリームコーン 大さじ2
ベビーフードの野菜スープ 大さじ2
**作り方**
クリームコーンは裏ごしして、野菜スープとまぜ、煮たてる
下痢の時の離乳食
食欲があるなら、消化の良いデンプン質を中心に
1日に5回以上の下痢の場合は重湯やおかゆを上げてください。
落ち着いてきたらすりりんごやおかゆなども大丈夫です!
りんごのくず煮(下痢の時はりんごがおススメ)
りんごのすりおろし 大さじ1/2
片栗粉 小さじ1/4
**作り方**
片栗粉小さじ1/4を水大さじ2で溶く
電子レンジで30秒ほど加熱してよく混ぜ、りんごを加え、さらによく混ぜる
クタクタうどん(消化がよくて体を温める)
うどん30g
ニンジン5g
タマネギ5g
ホウレンソウ(葉先)5g
だし汁(昆布など)150ml
しょうゆ少々
**作り方**
うどんは、長さ1cmに切る。
ニンジンは、すりおろす。
タマネギは、小さくみじん切りにする。
ホウレンソウは、やわらかくゆで、小さくみじん切りにし、包丁で軽く叩く。
小鍋にだし汁とほうれん草以外の野菜を入れて火にかける。
沸騰したらうどんを加えて弱火で野菜がやわらかくなるまで煮る。
しょうゆを加えたあと、ほうれん草をいれ少し煮る
いもがゆ(なめらかな口当たり)
ごはん 子ども茶碗2/3杯
ジャガイモ 1/10個
だし汁 1/2カップ
塩少々
**作り方**
ジャガイモは皮を剥いて柔らかく茹で、潰す
ご飯を小なべに入れ、潰したジャガイモを加える
だし汁を入れて、塩味をつけ、火にかけて沸騰したら弱火にし、10分くらい煮る
ドロドロになったら火を止め、10分くらい蒸らす
便秘の時の離乳食
その原因は、乳汁(オッパイやミルク不足)が多く占めているそうです。
赤ちゃんが便秘にならないように乳汁補給をしてあげてください。
また離乳食開始での腸内細菌のバランスがかわったことで、便秘になっているようならばヨーグルトやオリゴ糖をあげてみて。
離乳食が進んできてからの場合は、食事の量が少なすぎるか、消化の良いものばかり与えている可能性も考えられます。
なるべく繊維質のたくさんあるものを取り入れてください。
サツマイモのオレンジ煮(腸の働きを活発にする)
さつまいも 2~3cm角1個
ベビーフードのオレンジ果汁 大さじ2
**作り方**
さつまいもの皮をむいて、柔らかくゆですりつぶす
その中にオレンジ果汁をいれ煮る
プルーン入りマッシュポテト(食物繊維の最強コンビ!)
プルーン1/2個
さつまいも1/8本
**作り方**
プルーンをみじん切りにして、柔らかくなるまでゆでる
さつまいもはかわを剥いて、茹でてつぶしたあとにプルーンと混ぜ合わせる
納豆がゆ(便のカサが増える)
ひきわり納豆 大さじ1
ほうれん草の葉先 1枚
おかゆ 大さじ3~4
**作り方**
ほうれん草を柔らかく茹で、みじん切りにしておく
納豆とともにおかゆに加えてひと煮する