今回はママ向けの絵本のご紹介です。赤ちゃんが生まれたことで、今まで自分を中心にまわっていた世界が一変してしまった上の子。そんな上の子が赤ちゃんをどんな気持ちで見ているのか、どんなことを考えてどんなにがんばっているのかということがわかります。二人目ママにぜひ読んでもらいたい絵本3選です。
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自分の成長に気づく少年の物語「ピーターのいす」
1969年に偕成社から出版されたこの絵本。 古い絵本ですが、テーマは普遍的でいつの時代も変わらない、赤ちゃんが生まれたときの上の子の心の動きです。 自分が使っていたものがどんどん妹用のピンクに塗られていくのを見ていたピーター。まだ塗られていない「いす」を持って、犬のウィリーと家出します。
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この絵本は大きくなった自分を見つめる本です。 そして子供みたいにすねて家出しようとした自分にたいしてちょっと恥ずかしいなって感じる自分もいて子どもは子どもだけど大人になりつつある自分の心の葛藤をうまくえがいています。そして親が指示するのではなく子供自らが赤ちゃんのために椅子を塗りなおそうっていう発言をする素晴らしさ。
この本を読んで、お姉ちゃんへの対応もきちんと考えないといけないなと思いました。
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お母さんは赤ちゃんのお世話で大忙し。 なっちゃんは、今までママにやってもらっていたことに挑戦します。いつも「ちょっとだけ」成功。でも、眠くなってしまったなっちゃんは「ちょっとだけ」とお母さんにあるお願いをします。
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最後になっちゃんがお母さんに「ちょっとだけ・・・」というシーンは、いつも涙があふれてきてしまいます。この本は、私にお姉ちゃんの小さな心にふと心を留めさせてくれる一冊です。
子供にというよりも、自分自身にすごく大切な一冊になりました。2人目、3人目と赤ちゃんが誕生したママにお薦めです。
猫の言葉に上の子の気持ちが重なる「ねえだっこして」
大好きだったお母さんのおひざは、赤ちゃんに取られてしまいました。 「いいよ かしてあげる」お姉さんぶる猫ですが、やっぱり自分もお母さんに甘えたい。猫の目線を通して、赤ちゃんが産まれた家庭の上の子のちょっと複雑な気持ちを表している絵本です。
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きっとお兄ちゃんやお姉ちゃんってこんな感じなんだな。実家の飼い猫もきっとこんな事考えてるんだろうなと思うといとおしい気持ちになります。そしてわが子をもっとだっこしたくなりました。
私は読みながら、上のお姉ちゃんたちのことを思いました。ついつい下の子を優先してしまい、「自分でやって」「あとでね」と後回しにしてしまうことを反省。いつもごめんねと、上の子たちをぎゅっとしたくなりました。
絵本から見える上の子の気持ち
下の子が産まれた。 大人は無条件にうれしいだろう、喜んでくれるだろうと思いますが、実は上の子にとっては大問題。絵本の中のお兄ちゃん・お姉ちゃんを通して、そんな上の子の複雑な気持ちを理解することができます。 どんな立派な育児書の言葉よりもママたちの胸に響くことでしょう。
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