夏の甲子園に出場した広島・広陵高校、しかし、その裏で明らかになった部内での暴力行為に多くの人が疑問と怒りの声をあげています。
SNSで保護者が綴った内容は、読む人の胸を締めつけました。
これは、単なる不祥事で済ませていい話なのでしょうか。
広島・広陵高校が辞退せずに甲子園出場
今年1月、広陵高校野球部で、1年生部員が複数の上級生から暴力を受けていたことが発覚しました。
禁止された行為を理由に、殴る・蹴る・平手打ちが行われ、被害に遭った生徒はその後、転校を余儀なくされたそうです。
学校側は関与した部員を処分し、日本高野連も3月に厳重注意の措置をとりました。
しかし、問題が明るみに出たのは、SNSで保護者の投稿が拡散されたことがきっかけでした。
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Via|Instagram「whatisjustice0122」@whatisjustice0122(公式より引用)
大会出場を辞退しない方針にも、ネット上では「それで本当に反省しているのか」と疑問の声が上がっています。
なかでも重く受け止めるべきは、監督やコーチが問題を隠そうとしていたという証言です。
もしこれが事実であれば、暴力が「部の文化」として根付いていた可能性は否定できません。
これは加害者個人だけの問題ではなく、部全体の体質が問われるべき事案です。
再発防止のためには、単なる謝罪や形式的な処分ではなく、第三者による調査や、指導者の適性の見直しなど、構造そのものを変える必要があります。
場合によっては「一度廃部して出直す」という選択肢も、現実的な議論として受け止めるべきかもしれません。
スポーツは人を育てる場所であるはずです。
夢を追う場の裏で、誰かが泣いているようなチーム運営は、あってはならないと思います。
SNSの反応は
「高野連本気で出場していいって許可だしたのかよ」
「入場行進してる子達、覇気がなかったぞ。顔死んでたよ…」
「ここまで勝ち上がって、野球だけを真っ直ぐ頑張ってきた子達に、真偽もわからないことで未成年に対して発言してる方もどうかと思う」
「やられた親ははらわた煮えくり返るよ」
「監督、隠そうとしたの?ヤバすぎ…」
「いじめの善し悪しもあるけど、出場してる子たちはネットで実名と共にさらされるんやで!学校は辞退した方がよかったのでは」
「主力は残ってるのか?」
「昭和じゃないんだからそんなことするなよ!俺が学生の頃よりひどいよ」
「被害者がいる以上、平然と出場できるのはちょっと違う気が…」
「これって親御さんがここまで発信しなければ表に出なかったよね。闇が深すぎ」
「こんな部は一度廃部にしたらいいのに!体質でしょ」
「この件を曖昧にすると『いじめがバレても、こんなもんなんだ』って軽く済むのが問題なんだよ」
「腕の振りが低すぎ、やる気あるのか?レベルだよ…」
「参加してる子供もそりゃ怖いよ…」
「ある意味ここまで世間を騒がしている中で出場するメンタルの強さね」
など、批判と擁護のコメントが多く見かけました。
まとめ
広陵高校は、暴力問題を抱えながらも8月8日、大会3日目に北北海道代表・旭川志峯との初戦に臨みます。
一方で、今回の件はただの一時的な問題ではなく、部内に根付く体質の深刻さを物語っているように感じます。
指導者の責任、組織の在り方、そして再発防止への覚悟が今こそ問われています。
甲子園という夢の舞台に立つ意味を、私たち大人が真剣に考える時ではないでしょうか。
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