名門・広陵高校が、夏の甲子園2回戦を目前に異例の途中辞退を発表しました。
今年1月に発生した暴力行為がSNSで拡散し、批判が収束しない中での決断です。
大会開幕後の不祥事による辞退は史上初で、背景には非公表だった処分、相次ぐ追加の被害申告、そして社会的波紋の拡大がありました。
広島・広陵高校が甲子園辞退を発表
2025年8月10日、第107回全国高校野球選手権大会に出場していた広陵高校(広島)が、津田学園(三重)との2回戦を前に出場辞退を表明しました。
堀正和校長は兵庫県西宮市内で会見を開き、「多大なご迷惑とご心配をおかけしました」と謝罪、併せて広島県高野連副会長も辞任すると発表しました。
発端は今年1月、当時2年生の部員4人が1年生部員の寮部屋を訪れ、胸や頬を叩くなどの暴行を加えた事件です。
学校は被害生徒への謝罪を行い、2月に広島県高野連へ報告、3月に日本高野連から厳重注意を受けましたが、公表はされませんでした。
その後、被害生徒は3月末に転校しています。
この事案は8月に入りSNSで拡散され、5日に日本高野連が事実を公表、翌6日には学校も詳細を明らかにしましたが、その後に別の元部員からも監督やコーチによる暴力・暴言被害の訴えがあり、第三者委員会が調査を開始しました。
高野連は当初「出場に問題なし」と判断し、広陵は7日の1回戦で旭川志峯高校と対戦し勝利、しかし騒動は収束せず、8日には阿部俊子文部科学相が「大変遺憾で、決して許されない行為」と言及、社会的関心が一層高まり、事実確認中の案件も含め批判が続きます。
堀校長は「新たな事実はない」としながらも、混乱の沈静化を優先して辞退を決断したと説明しました。
大会途中での不祥事による辞退は史上初であり、その決断は甲子園史にも大きな一石を投じました。
SNSの声は…
「今更辞退かよ…広島で敗退したチームや1回戦敗退したチームは何のために野球してきたのよ?」
「判断遅すぎ!今のSNS時代ならこれくらい容易で想像できたでしょ?」
「高野連は北海道代表の旭川志峰高校の旅費を負担して津田学園との2回戦やらないのですか?」
「選手の顔さらさせて、ネットのおもちゃになって今更辞退かよ!学校はバカか」
「次の対戦相手を不戦勝にするなら、旭川を2回戦に進出させてやってくれ!」
「もっと早く判断していれば、ここまで大騒動にはならなかったと思う。高野連含め、安易な考えで大丈夫だろうと出場した結果、自分たちだけでなく他校まで迷惑かけた。」
「広陵と高野連が金出して旭川呼び戻せよゴミクズ」
「1回戦で戦った相手に失礼」
「こんな学校なら握手したくなくなるわ…」
「この監督は絶対反省してない。被害者が悪い 運が悪かったくらいにしか考えてないだろうから重い処罰が必要」
「遅いわ!甲子園辞退しとけば旭川志峯はもっと気持ちよく甲子園でプレイ出来たのにな!」
「追加の事実がないとか嘘だろ…実名で投稿してそれが嘘は通らないよ!」
「本人達も負けて次進むのは悔しいだろうけど、旭川志峯にはせめて2回戦出場させるくらいの特例措置を」
「でも、学校への爆破予告や関係ない生徒の登下校を追いかけるのは違うわな…」
「出るなら最後まで戦えよ!事実じゃないなら、最後まで貫きとおせよ!」
「そんな対応する学校だから、イジメを隠すんだろ!野球部廃部にしろ」
「さすがにこれは納得いかない!」
「法が裁かないなら、現代は世間が裁くようになったね!これがいい例」
など、多くのコメントが寄せられています。
まとめ
広陵高校の途中辞退は、暴力行為の発覚からSNS拡散、追加の被害申告、社会的批判の高まりという流れの中で下された異例の判断、背景には非公表だった処分や過去事案の対応への不信感もあります。
甲子園という舞台での「途中辞退」は極めて珍しく、高校野球界におけるガバナンスや透明性の課題を改めて浮き彫りにしました。
今後の第三者委員会の調査結果が、再発防止の鍵となるでしょう。
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