人のおならや汗に数十万円を払う?と聞かれたら、多くの人がありえないと答えるでしょう。
しかし、実際に数千万円を稼ぎ出したインフルエンサーが存在します。
アメリカのリアリティ番組『90 Day Fiancé』に出演していた ステファニー・マト さん、彼女は「おなら瓶」で大金を手にした後、今度は「汗瓶」で再び話題になりました。
美女インフルエンサーが手を出した闇ビジネス

ニューヨークに住むステファニー・マトさん(当時31歳)は、リアリティ番組『90 Day Fiancé』に出演したことで一躍有名になり、SNSでも多くのフォロワーを獲得しました。
もともと個性的で人を驚かせる言動が注目を集めていた彼女ですが、ある日、突飛なビジネスを思いつきます。
それが、自分のおならを瓶に詰めて販売するというものでした。
販売価格は1瓶500ドル、日本円にして約5万7千円、普通ならそんなものを買う人がいるのか?と思うはずですよね。
しかし驚くべきもので、SNSで宣伝すると注文が殺到、なんと一時期は週に50瓶が完売するほどの人気を誇り、累計で20万ドル(約2300万円)以上、報道によっては2860万円にものぼる収益を得たとされています。
ここで読者のあなたに問いかけたいのです。
もし自分がインフルエンサーだったら、同じことをやってみようと思いますか?
それとも絶対に無理!と切り捨てますか?
体調を壊して撤退へ
大きな利益を生み出した一方で、その裏には過酷な代償がありました。
おならを効率よく生産するために、彼女は1日3杯のプロテインシェイクと大量の黒豆スープを摂取する生活を続けていました。
腸を活発に働かせるための工夫でしたが、その結果、体調に異変が現れます。
ある日、胸に強い圧迫感を覚え、息を吸うたびに心臓を締め付けられるような痛みを感じた彼女は、脳卒中か心臓発作ではないか?と不安になり慌てて病院へ行きます。
検査の結果、それは過剰なガスの発生による激しい痛みだったことが判明しました。
医師からは、食生活を改善しガス抑制薬を服用するようにと勧められ、体を守るために、おなら瓶のビジネスは終了することになったのです。
一時的に数千万円を稼いだとはいえ、健康を失ってしまえば本末転倒です。
ここで改めて考えてみてください。
あなたなら、健康を犠牲にしてまでこのビジネスを続けますか?
新たな挑戦は汗瓶?驚愕の価格にネット騒然
普通ならここで引退し、過去の珍エピソードとして語られるだけで終わりそうですが、ステファニーさんは違いました。
彼女は再びSNSを通じて、今度は自分の「胸にかいた汗」を瓶に詰めて販売するという新商品を発表したのです。
インドの英字紙、フリープレスジャーナルによれば、彼女は黒のレザー衣装を身にまといながら「瓶を満たすには一日中汗をかかないといけない。でも9時から17時までデスクワークをするよりはマシよ」と語る動画を投稿しました。
気になる販売価格は、1瓶5000ドル、つまり約71万5000円、おなら瓶の10倍以上という超高額設定です。
ネット上では、誰が買うの?値段が狂ってるといった驚きの声が広がる一方で、限定性が高いからこそコレクターには価値があるのかもといった意見もありました。
SNS時代においては、どんなに奇抜な商品であっても、話題性と希少性があれば成立してしまうのです。
SNS時代だからこそ成立する闇ビジネス
ステファニー・マトさんの事例は、一見すると単なる奇行に見えるかもしれません。
しかし裏側には、SNS時代特有のビジネス構造があります。
従来であれば市場価値がゼロと見なされるものでも、インフルエンサーが発信しファンやコレクター心理を刺激することで「商品」として成立してしまうのです。
さらに、現代は話題性そのものが通貨のように扱われる時代、常識的にはあり得ないことをやるからこそ拡散され結果的に収益につながる、まさに彼女のビジネスはその象徴的な例と言えるでしょう。
まとめ
SNS時代では、常識外れのアイデアでも話題性と需要があれば立派なビジネスとして成立してしまいます。
とはいえ、健康を犠牲にするほどの挑戦は本当に価値があるのか、疑問が残ります。
結局のところ、彼女の事例は「人が欲しいと思えば何でも商品になる」という現代社会の象徴なのかもしれませんね。
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