セ・リーグがついに大きな決断を下しました。
2027年シーズンから、指名打者(DH)制度を正式に導入することが発表、1975年にパ・リーグがいち早くDH制を採用して以来、長年にわたり「9人野球」にこだわってきたセ・リーグ、伝統を守ってきた背景には、投手も打席に立つという野球本来の姿を重んじる声や、セ・リーグならではの戦略性を支持するファンの存在がありました。
ただ、時代の流れは確実に変わってきています。
高校野球でも、来年のセンバツからDH制を導入することが決定し、大学野球でも東京六大学や関西学生連盟が2026年から導入予定、これにより全27の大学野球連盟がDH制を採用することになります。
アマチュア球界全体がDHにシフトしていく中で、プロ野球もその潮流に対応せざるを得ないという判断が背景にあるようです。
2027年シーズンからセ・リーグも指名打者(DH)制度を導入へ

MLBでは2022年にナ・リーグもDH制を導入し、「ユニバーサルDH」が実現しました。
WBCやオリンピックといった国際大会でもDH制が採用されている中、日本だけが二刀流を続けるのは選手育成や戦術面でも非効率という見方が強まっていました。
実際、近年のセ・パ交流戦ではパ・リーグが圧倒的な成績を残しており、今年(2025年)も63勝43敗2分けと大差がつきました。
「DH制によって投手に専念できる」「主砲を守備に就かせず温存できる」など、パ・リーグの強さの一因とされているのがDH制度です。
これに対し、セ・リーグの首脳陣や選手からも「そろそろ見直すべきでは」という声が年々強まっていたのです。
導入決定に至るまでの議論は長く、2016年頃からリーグ内で議題として取り上げられ、2019年には巨人の原辰徳監督(当時)も「セもDHを使うべきだ」と積極的に提言、2020年の日本シリーズでは、コロナ禍による過密日程を受けて一時的に全試合DH制を採用したことも記憶に新しいですね。
とはいえ、即導入というわけではありません。
2026年は「猶予期間」とされ、各球団がチーム編成やスカウト戦略を調整するための1年とされます。
長年投手も打者を前提に選手構成をしてきたセ・リーグにとって、DH制の導入はまさにパラダイムシフト、急激な変化ではなく段階的に移行する姿勢が見て取れます。
今回の発表を受け、榊原定征コミッショナーも「これはNPBが世界の野球と歩調を合わせていくための重要な一歩」とコメント。
来年2026年は、投手が打席に立つ最後のセ・リーグシーズンとなる見通しです。
「9人野球」を惜しむ声も当然ありますが、新しいスタイルの中でもセ・リーグらしい戦い方が生まれていくことに期待したいですね。
SNSの反応は…
「2026年からにしないのが日本の悪しき慣習くさすぎてゲンナリです」
「来年からじゃないのかー、ちょっと残念」
「流石に今のセリーグの打低見て黙ってられんとは思うけど、ある程度はボールで解決できそうな」
「良さはあるのも分かるけどショックだなぁ」
「賛成の人が多いようだけど、個人的には反対だな」
「セ・リーグDH、リプレイルームも設置、急にどうしたNPB?」
「高校野球に先越されてやむなくかな」
「打撃の上手いピッチャーとか、セならではの面白みも有ったんですがね〜まあパとの格差が縮まるのを期待したいですね」
「ドラフト戦略にも大きく影響するでしょうね」
「スラッガー育成いうなら、まずはボールなんとかしてもらえませんか」
「今までゴタゴタやってたのに急にスッと決まったな、楽しみや」
「やっぱそうなるか…!!これは野球の歴史が動いたな」
「つまんなくなりそう……」
「交流戦の投手の打席とか見られなくなるのは寂しい」
「セリーグの代打起用に戦略性、心理戦がなくなるの悲しい。その先にドラマが生まれることがあるのに非常に悔やまれる。残念」
「やっとか…まぁでもある程度余裕もってやるのはいいね」
「来年からじゃないのは残念やけど…でも導入されるのはめっちゃ嬉しい!」
「いらんて!!」
「残念だが、決まったことなら反対しても仕方ない。前向きにとらえよう」
「歴史が動くね」
「正直いらないかな。野球は9人でやるスポーツ。10人でやるスポーツではないからです」
「来年が最後か、存分に楽しませていただきますわ」
まとめ
2027年からセ・リーグがついにDH制導入を決定、これは高校・大学・メジャー・国際大会がすべてDH制に移行している流れを受けた対応です。
2026年は調整期間とされ、翌年から新たなセ・リーグ野球が幕を開けます。
今後のチーム戦略や選手育成にも大きな影響を与えるこの動き、来季の「最後の9人野球」も含めて目が離せませんね。
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