佐賀県武雄市に2026年春、新たに武雄アジア大学が開学する予定です。
当初は2025年春のスタートを目指し、K-POPなど韓国カルチャーを学べる現代韓国学部が話題を集めました。
しかし開学は1年延期され、学部も「東アジア地域共創学部」として再編されました。
補助金や市民合意をめぐる議論も巻き起こる中、地域と大学の未来が注目されています。
K-POPを学べる「武雄アジア大学」2026年に開校

佐賀女子短大などを運営する学校法人旭学園が、武雄市で四年制大学を立ち上げる構想を発表したのは2023年、韓国の音楽やドラマを学べる現代韓国学部と小学校教員養成を軸とする次世代教育学部を掲げ、2025年春の開学を目指しました。
特にK-POPを学べるというユニークさは注目を集め、全国から学生を呼び込む目玉になると期待されましたが、準備や認可申請に時間を要し正式に認められたのは2025年8月、開学は2026年春へと延期され、学部は「東アジア地域共創学部」に一本化されました。
韓国文化にとどまらず、アジア全体を学び、地域人材を育てる方針へと舵を切る一方で、市と県が合わせて約19億5千万円の補助金を投じることに賛否が巻き起こっています。
旧体育館跡地の市有地を活用し、建設費を市が支援する計画に対し、市民団体は「市民合意を得ていない」として1,000人以上の署名を提出しました。
また少子化が進む中、地方私立大学の経営リスクを懸念する声もあります。
ただ、佐賀県は四年制大学が全国でも最少規模で、進学率も低く多くの高校生が県外へ流出している現実があります。
小松市長は、子供たちに学びの選択肢を用意したいと意義を語り、学長予定者の小長谷有紀氏も、教育格差を是正し地方創生のモデルにしたいと強調します。
説明会に参加した高校生からも、地域おこしに貢献したいと前向きな声が聞かれました。
SNSでの声は
「え?K-POPの大学?これで人集まるの?」
「税金使いすぎだろ?市民の了承もそんなに得てなくて…」
「もうタイミングが遅くない?」
「選択肢が増えるのはいいこと」
「税金を1円足りとも使うな」
「佐賀に誰が行くかよ…」
「K-POPを本気で狙う子にはいいと思う!」
「ここから世界のトップスターが生まれるなら賛成」
「恥ずかしくて履歴書に書けないよ」
「そうやって天下り先を作るのか…」
「流行が半年で変わる中で、4年間学んでたら1~3年で学んだことがオワコン化する…」
「補助金ありきが露骨すぎ」
「来年、どれくらいの入学者数なのか楽しみだな~」
「佐賀県民はもっと怒れよ!」
などの多くの声があります。
まとめ
武雄アジア大学は、K-POPを学べる構想から出発し、東アジアを視野に広げて2026年春に開学します。
一方で、補助金の妥当性や市民合意の不足、少子化による大学経営リスクなど課題も残されています。
地域の期待と懸念が交錯する中、この大学が本当に地方創生の一助となるのか…今後の展開に注目が集まります。
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