私の人生が壊れる一歩手前、それは彼女との出会いから始まった。
それは、ある出会い系アプリ上での出来事だった。
彼女の名前は、蓮(れん)。
スレンダーな身体と、落ち着いた雰囲気を持つ30代の人妻で、その美しさは静かな湖を思わせるような、静謐で深遠なものだった。
まさかの繋がり…
我々の関係は、秘密の場所で繋がる一瞬の楽園。
日常から逃れ、心と身体の欲望に身を任せる。
その出逢いが織り成す官能の世界は、濃密で、甘美で、そして苛烈だった。
しかしある日、彼女と出逢う為の待ち合わせ場所へ向かう途中、妻が彼女と話しているのを見かけた。
その時の驚愕は筆舌に尽くしきれない。
なぜなら、蓮は妻のママ友だったのだ。
私たちの秘密の関係が明るみに出るのではないかという恐怖と、同時に不思議な興奮が心を揺さぶった。
蓮と妻の関係性を知った後、我々の関係は一層深化した。
禁断の果実の甘さが、それまで以上に私たちを引き寄せた。
私たちは、逢瀬の度に絡み合い、絶頂の果てを共有し、それぞれの家庭に帰るというルーティンを繰り返した。
しかし、その甘美な時間も永遠には続かない。
ある日、妻は私に対して怪しい態度を示し始め、私たちの秘密がばれる日も近いと感じた。
私は蓮に会うのを止めることにした。
しかし、その決断は蓮にとって、受け入れ難いものだった。
彼女は激しく抵抗し、私たちの関係を終わらせることを拒んだ。
しかし、妻と子供を失うリスクを考えると、私には他の選択肢はなかった。私たちの関係を終わらせる決断は、私自身の中に深い傷跡を残した。
この出会い、そして終わり。
それは深く濃密な官能の体験だった。
私たちの関係は終わったが、蓮との出逢いが私に与えた影響は、私の心の奥深くに残り続けるだろう。
妻のママ友との不倫、その体験は、誰もが共感できるものではないかもしれない。
しかし、これは私の物語であり、官能の一部である。
私の体験から学んだことは、人間の欲望は時として予想外の結果をもたらすということだ。
そして、その結果は必ずしも甘美なものではない。
だが、それが人間の官能的な一面を描き出す。
今後、私が同じ過ちを犯さないように、そして他の誰かが同じ道を辿らないように、この体験談を伝えることが私の使命と感じている。
私の物語が、あなたの人生の一部を照らす手助けになれば幸いだ。
マタイクライター|ふたば
あわせて読みたい