美咲は、新婚の幸せを夢見て夫の家に足を踏み入れた。
彼女の夫、健一は仕事が忙しく、しばしば出張で家を空けることが多かった。
そのため、美咲は義父の雅彦とよく時間を過ごすことになった。
禁断の誘惑
雅彦は、健一の父でありながら、その風格と魅力は中年を迎えても衰えることを知らない。
彼の深い瞳、落ち着いた物腰、そして知的な雰囲気に、美咲は日々心を奪われていった。
ある日、美咲は庭でバラの手入れをしている雅彦の姿を見かけた。
彼の手元は繊細で、花びら一つ一つに愛情を込めて扱っているようだった。
その姿に、彼女は何とも言えない感情が湧き上がるのを感じた。
「美咲、バラの手入れは難しいんだ。」
雅彦は彼女に微笑みかけた。
彼の声には優しさとともに、何とも言えない色気が感じられた。
「教えてください、雅彦さん。」
美咲は彼の隣に座り、彼の手元をじっと見つめた。
その瞬間、2人の間には何も言葉は必要なかった。
彼らの心は、互いに引き寄せられるように感じられた。
夜、美咲は自分の部屋で、雅彦との出来事を思い返していた。
彼の手の温もり、その深い瞳、そして彼の声が、彼女の心を鷲掴みにしていた。
彼女は自分の感情を抑えることができず、夜な夜な彼の部屋の前で立ち尽くしていた。
ある夜、美咲は勇気を振り絞り、雅彦の部屋に足を踏み入れる。
部屋の中は暗く、彼の寝息だけが聞こえてきた。
彼女は彼の隣に横たわり、彼の温もりを感じながら、彼の唇に自分の唇を重ねた。
その瞬間、2人の間には何も言葉は必要なかった。
彼らの心は、互いに引き寄せられるように感じられた。
彼らは、互いの欲望を求め合い、激しい愛を交わすこととなった。
しかし、その関係は家族には秘密であり、2人は常に緊張感を持って接していた。
美咲は夫に対する罪悪感と、雅彦への欲望の間で揺れ動いていた。
彼女は自分の選択を後悔することなく、彼との甘美な時間を楽しんでいた。
しかし、2人はどこかで感じていた。
美咲は自分の欲望に負けた結果、大切なものを失ってしまうのではないかという不安を抱えていた。
彼女は、自分の選択が正しいのか、それとも間違っているのか、自分自身に問いかけ続けていた。
次回、第二章へ…
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