小学校で算数を学び始めた子どもたちが、最初にぶつかる壁。
それはズバリ、2年生で習う「単位」の単元です。
L(リットル)、mL(ミリリットル)、dL(デシリットル)……。
耳慣れない言葉や、複雑な単位換算に苦手意識を持ち、つまずいてしまう子どもはとても多いもの。
でも実は、わたしたちの身の回りには、いろいろな単位があふれています。
多くの子どもたちがつまずく「単位」の単元は、実は、生活にきわめて密着した単元なのです。
将来、「単位」の単元でつまずかないためには、小さいうちから、生活の中の身近な単位に親しんでおくことが大切です。
そこで今回は、身近なものを使って「単位」に親しむ方法についてご紹介します。
身近なものを使って「単位」に親しもう!
普段の何気ない会話や日常生活の中に、「単位」の学びはたくさん隠れています。
ここからは、身の回りにあるものを使って、単位の感覚を養う方法をご紹介します。
少し工夫するだけで、楽しみながら単位に親しむことができますよ!
いろいろなものに単位をつけて数えよう
言葉を覚え始めた2〜3歳の頃には、どんなものでも「ひとつ、ふたつ」と簡単な数え方をすることが多いのではないでしょうか。
ここで一歩進んで、鉛筆なら「本」、階段なら「段」など、それぞれのものに合わせた単位をつけることを意識してみましょう。
この方法は一見、算数で学ぶ「単位」の単元とは関係がないように思えるかもしれませんね。
しかし、単位をつけて数えることによって、「ものによってつける単位が違う」「単位を揃えると比較ができる」といった、単位の基本的な考え方を身につけることができます。
いろいろなものに単位をつけて数えることは、単位を理解するための第一歩なのです。
お風呂の水で「かさ」を体感しよう
お風呂は、「水のかさ」の感覚を身につける絶好のチャンス!
計量カップやペットボトル、牛乳パックなどを、おもちゃとして持ち込んでみましょう。
1Lの牛乳パックを満杯にするためには、100mLの計量カップで何杯量ればよいでしょうか?2Lのペットボトルには、500mLのペットボトル何本分のお湯が入るでしょうか?
単位の感覚を身につけるには、実物を手にとって体感することがなにより大切です。
お風呂のお湯を使えば、遊びながら何度も量って確かめることができますね。
他にも、パックの飲み物を飲む時に「これは◯mLだね」などと声をかけてあげるのも効果的です。
身近なものの長さをはかってみよう
親子で工作やDIYをやってみるのもおすすめです。
ものを作る際には、「材料をはかる」という工程が必要になります。
実際に手を動かしながら、単位や目盛の読み方に慣れることができるわけです。
まずは、おうちの方が定規を使ってはかる様子を見せてあげましょう。
お子さんが興味を示したら、「一緒にやってみる?」と声をかけてあげてくださいね。
また、指で1cm、10cmを表したり、てのひらを広げたら何cmかはかってみるなど、体を使って長さの感覚をつかむのもおすすめの方法です。
まとめ
単位は実体験を通して身につけよう!
今回は、多くの子どもたちが苦手とする「単位」に親しむために、おうちでできる簡単な取り組みをご紹介しました。
「単位」の単元では、実物をイメージする力が問われます。
単位の感覚は、机上の学習だけではなかなか養いにくいもの。
遊びを通じて小さいうちから単位に親しんだ経験は、将来の学習にとても有利に働きます。
ぜひ、日常生活の中で「単位」を意識してみてくださいね。
公式サイト|RISU算数
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