最近では「全国旅行支援(全国旅行割)」が始まるなど、旅への気運が高まって、数年ぶりの家族旅行を計画する方も多いようです。
せっかく子どもと旅をするなら、おすすめなのが「旅育」。
ママパパにとっても非日常を味わいながら、旅の過程で子どもが成長する姿を見守るのは、後から振り返ってもとても貴重な経験です。
この記事では、「旅育」が普通の旅行とどう違うか、「旅育」により得られる効果などについてお伝えします。
「旅育」とは?
「旅育」とは一般的に、旅という非日常の環境の中で、子どもが五感をフルに使って多くのことを学び、心や体の成長を促すことを言います。
「観光」の研究者である東洋大学の森下晶美教授によると、「旅育」には3つの重要な要素があるそうです。
- 旅の経験=非日常的な体験、異文化との接触
- 人との時間共有=同行者との共通体験、思い出づくり
- 旅を素材とした教育=旅を通して得た知識の発展など
森下教授は、これらのいずれか一つではなく、すべてを満たすことで、子ども達の発達に良い効果を与えられると論じています。
いつもの旅行と少し違うとしたら、③の教育要素でしょうか?
でも、ほんの少しママパパの意識を変えれば、次の家族旅行を楽しい「旅育」にもできそうですね。
旅育には 3つの要素があり、①旅の体験(異文化・ 非日常体験、旅先での交流など)、②人との時間共有(家族・友人との共通体験、 想い出づくり、日常と比較した共有時間の長さなど)、③旅を素材とした教育(職業教育、郷土教育、地理・歴史教育、国際化教育など)、最も効果的な旅育にするためには、これら3つの要素を全て満たすことが必要である。
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「旅育」の4つのメリット
世界の広さを知る
子どもは家庭や学校、自分の住む地域を中心に、案外狭い世界で生きています。
旅で訪れた場所で出会う自然、人、言葉や文化は、子どもが自分との違いを認識したり、世界の広さに気付くきっかけになります。
世界が「多様性」に満ちていることを、楽しみながら知ることができるのです。
計画性や問題解決能力が身につく
昔から「かわいい子には旅をさせよ」と言いますが、旅は全てが順風満帆ではなく、ハプニングがつきもの。
だからこそ事前の下調べや柔軟な軌道修正が必要ですし、その経験が子どもの成長に繋がります。
また、行き先までの道順を調べたり荷物の準備を一緒にすれば、計画性を持って物事に取り組む姿勢も自然に身に付いてくるでしょう。
探究心・好奇心を高める
教科書や地図で見るよりも、ホンモノを目にして感じたことは強く心に残ります。
旅をきっかけにその土地や文化に興味を持ち、帰ってからも様々な思い出とリンクさせながら知識を深めることで、知識の定着も期待できます。
まさに「百聞は一見にしかず」です。
コミュニケーション能力が身につく
家族とはいえ旅行は団体行動。
協力して行動する旅行では、家族との会話も自然と増えるでしょう。
また、旅先で出会う人との会話を通じて、幅広いコミュニケーション能力を身につけることも可能です。
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「旅育」で大切にしたいこと
「旅育」をする上で大切なのは、家族が感情を共有し、絆を深めること。
無理して遠くに出かけたり、有名な観光スポットに連れていくだけが目的ではありません。
小さな計画でも大人が子どもと一緒に考え、行動し、子どもの「できた!」や発見を一緒に喜びましょう。
非日常の体験を分かち合うことで、子どもの自己肯定感を高め、心身の発達によい影響を及ぼすことができます。
まとめ
ママパパも忙しい日常を離れてほっと一息。
家族で「旅育」をしてみてはいかがでしょうか?
旅を通して子どもの新たな一面や成長が発見できるかもしれません。
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