子どもをぎゅっと抱きしめる『ハグ』、あなたはどれくらいしていますか?
「毎日仕事や家事で大忙しで、気が付いたら一日が終わっている」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、まだそれほど知られていない、ハグが子どもに与える効果についてお伝えします。
これを読んでハグを実践することで、子どもへの良い効果だけでなく、パパママ自身の日ごろの疲れも癒されるかもしれません。
ハグがもたらす愛情ホルモン、2つの秘密
ここでは、ハグが子どもにもたらす2つのメリットについて解説します。
それは「自己肯定感が高まる」ことと、「頭が良くなる」こと。
前者はまだしも、後者の「頭が良くなる」には驚く方もいそうですね。
それぞれみて行きましょう。
自己肯定感が高まる
ハグをすると、脳からオキシトシンといわれるホルモンが分泌します。
オキシトシンは、別名「愛情ホルモン」といわれており、愛情を感じ、幸福感に包まれ、不安を軽減してくれる効果があります。
人は愛されていると感じることで、自分を愛することがでるようになるため、ハグは自己肯定感を高めるためにとても大切です。
大人でも、不安なときや悲しいとき、人とふれあいたいと思うことはありませんか?
人とふれあうことで、自分の心を癒して回復させられるということを、本能的に知っているのかもしれません。
実はハグをするとき、抱きしめる大人にもオキシトシンが分泌されています。
ぜひハグから親子で愛情を感じ、幸せに包まれる時間を作ってください。
頭が良くなる
ハグすることで分泌されるオキシトシンは、幸福感を感じさせるだけでなく、子どもの認知発達を促してくれるといわれています。
認知発達とは、数の概念を知ること、物事を推理したり論理的に考えたりする力、記憶力などです。
オキシトシン研究で知られる桜美林大学の山口創教授の研究によると、家族とスキンシップを多くとった子どもは、知能指数が平均値よりも高かったと報告されています。
アドラー心理学という言葉を聞いたことがありますか? 「嫌われる勇気」という書籍がベストセラーになり、テレビドラマ化もされたため、耳にしたことがある方も多いでしょう。 アドラー心理学は、基本的には対人関係についての心理学ですが、子[…]
子どもをハグしていいのは何歳まで?
大人になっても、人とふれあうことでオキシトシンは分泌されます。
そのため、ハグには何歳までという決まりはありません。
ただ、子どもたちの心は一人の大人へと成長し続けているため、思春期に入るとスキンシップを嫌がるようになる子もいます。
そのときは、ハグの代わりに、ぽんぽんと肩に触ったり、頭を撫でてあげたりする形を選びましょう。
そんな軽いスキンシップでもオキシトシンは分泌されますので、ぜひ試してみてください。
子育てでは「甘えさせる」ことは大事、と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。 子供の人格形成にいい影響を与えるのが、適切に甘えさせる行動だと言われています。 ただし「甘えさせる」ことと「甘やかす」ことは、似ているようで大[…]
ママじゃなくてもハグの効果はある?
ママじゃないとハグの効果は出ないのでは?と思う方もいるかもしれません。
結論としては、パパでも同じようにハグの効果は期待できます。
ある日本の研究チームが、見知らぬ女性が赤ちゃんを抱きしめた場合と、ママ・パパが我が子を抱きしめた場合とで、赤ちゃんの感じ方に違いがあるのかを調べました。
すると、見知らぬ女性から抱っこされたときに比べて、ママとパパからの抱っこの方がよりリラックスしていることが判明しました。
ママとパパそれぞれの体温、ハグの強さを感じて、子どもは愛情を感じ、リラックスしていることがわかります。
英語の論文ですが、詳細を知りたい方は下記をご覧ください。
まとめ
ハグをすると、子どもだけでなく親もリラックスし、幸福感を感じられます。
ぜひ、「いってきます」と子どもがお出かけする前や寝る前などに、実践してみてください。
もちろん子どもだけでなく、夫婦でハグをすることも、とってもオススメですよ。
マタイク編集部【女性・ママへ】おすすめ記事
⇒オールインシャンプー「haru」は女性に優しくツヤ髪に!白髪や抜け毛の効果は?口コミは?