一家の平和を乱すことが多いのが、我が子の突然の高熱です。
特に夜間に熱が出ると、親としての不安感は一段と高まります。
しかし、必ずしも全ての発熱が救急病院へ行くべき事態とは限りません。
適切な判断と対応が求められます。
ここでは、幼児の発熱とその対応、そして救急病院を利用するべき状況について詳しく解説します。
発熱の原因と対応
まず、我々が理解すべきは、発熱自体が病気ではないということです。
体温が上がることは、身体がウイルスや細菌といった感染源に対抗しようとする自然な反応です。
それが、幼児が風邪をひいた際の典型的な症状となります。
それでは、発熱が起こったとき、何をすべきでしょうか？
幼児が夜間に38℃以上の熱を出した場合、まずは慌てず、冷静に子どもの様子を観察しましょう。
具体的には、食欲、活動性、喉の痛み、咳、鼻水、下痢など、他の症状が合わせて現れているかを確認します。
また、脱水症状や呼吸困難など、深刻な症状がないかもチェックします。
救急病院へ行くべき状況
一方、以下のような症状が出た場合や、その他の深刻な状況がある場合は、救急病院への連絡や訪問が必要となります。
- 発熱が続き、自宅での解熱が難しい場合
- 意識障害やけいれんが出た場合
- 呼吸困難や息苦しさが出た場合
- 逆流性食道炎や尿路感染症など、基礎疾患がある場合
これらの症状や状況は、ただの風邪以上の何か、時には生命に関わる可能性もある重大な疾患の兆候である可能性があります。
そのため、これらの症状が見られた場合にはすぐに医療機関に連絡し、適切な医療支援を受けるべきです。
親としての役割
親として重要なのは、我々自身が冷静であることです。
無理に解熱させることが必ずしも良いとは限りません。解熱剤は必要な時に適切に使用し、過剰な使用は避けましょう。
また、子供の体調や様子を観察し、必要に応じて医療機関に連絡することが求められます。
また、子供の体温を正確に測る技術も必要です。
幼児の場合、最も正確な測定方法は肛門温度ですが、口腔温度や耳温度も適切に測定できます。
まとめ
幼児の夜間発熱に対しては、まず冷静になり、子供の様子を観察することが大切です。
発熱自体は身体が感染に対抗しようとする自然な反応であり、必ずしもすぐに救急病院に連れて行く必要はありません。
しかし、意識障害やけいれん、呼吸困難などの重篤な症状が現れた場合、あるいは自宅での解熱が難しい場合は、直ちに医療機関に連絡しましょう。
親としての知識と判断力が、子供の健康と安全を守る最前線となります。
幼児の発熱は、しばしば親としての試練となりますが、正しい知識と対応で乗り越えていきましょう。
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