皆さんは、「パパ塾」「ママ塾」という言葉をご存知でしょうか?
パパ・ママ自ら子どもの横について勉強を教えることを指す、「パパ塾」「ママ塾」。
コロナ禍を経て自宅学習の機会が増えた昨今、にわかに注目されている学習スタイルです。
しかしながら、「共働きでなかなか時間がとれない」「うまく教えられる自信がない」など、子どもの自宅学習との向き合い方に、不安を抱えられている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなお悩みを解決するヒントをお伝えします。
親は子どもに勉強を教えるべき?
パパ塾・ママ塾で起こりがちな「逆効果」
パパ塾・ママ塾では、起こりがちな「逆効果」のパターンが2つあります。
1つ目は、「親が代わりに解いてしまう」というパターン。
問題を解く子どもの手が止まったと見ると、待ちきれず「こうやって解くんだよ」と解いて見せたり、間違えそうになるたびに「違う違う!ここはこうするんだよ」と口を挟んでしまったり……。
おうちの方としては熱心に教えているつもりでも、これでは自分で考える力が育ちません。
そして2つ目は、「苦手にばかり目がいってしまう」というパターン。
子どもの勉強を見ていると、どうしても「できない部分」が気になってしまうもの。何度も教えている箇所だとなおさらです。
そのうちに、「何度教えればわかるの!」「苦手なんだからもっとやりなさい!」ときびしい口調になってしまい、なんだか険悪なムードに……。
苦手ばかり指摘されていては、子どもは勉強そのものに苦手意識を持ってしまいます。
このように、パパ塾・ママ塾には、ついつい干渉しすぎて逆効果になってしまう危険が潜んでいるのです。
無理に勉強を教えなくても大丈夫!
そもそも、親は子どもに勉強を教えるべきなのでしょうか?
親は教師ではありませんから、無理に勉強を教える必要はありません。
「勉強に自信がなくて、子どもにうまく教えられるか不安」という場合は、思い切って学校や塾の先生に任せてしまいましょう。
とはいえ、まだ幼い子どもにとって、一人で机に向かうのはなかなか難しいですよね。
そんなとき、親にできる一番のサポートが「見守りと声かけ」です。
「わたしが教えなきゃ!」と気を張らなくても大丈夫。
子どもの横について、一緒に考えるような気持ちで勉強を見守ってあげましょう。
「教える」のではなく「教わって」みよう
子どもの勉強を見守る中で、「ここって、どうしてこうなるんだっけ?教えて!」と、子どもに質問してみるのもオススメ。
このやり方は、問題を解くだけで単調になりがちな勉強に変化を持たせることはもちろん、知識の確認にも効果的です。
子どもは大好きなパパやママから「教えて!」と言われれば一生懸命説明しようとします。
人に教えようと言語化することによって、あいまいな部分が明らかになり、理解がグッと深まります。
まとめ
親は教師ではなく、子どもの一番のサポート役!
親は、子どもの勉強を誰より近くで見守ることができる、子どもの一番のサポート役です。
親が勉強を教えようと必死になるあまり、勉強に対して苦手意識を持たせたり、やる気を削いでしまっては逆効果です。
ぜひ、お子さんの頑張りを温かく見守って、サポートしてあげてください。
公式サイト|RISU算数
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