令和に入ってから、懐かしの昭和アニメが放送禁止になるケースが増えてきました。
驚くべき理由で放送が中止されることも多く、ファンとしては驚きと共に寂しさを感じます。
今回は、そんな「悲しすぎる…放送禁止になったアニメ」を紹介します。
令和に放送禁止!懐かしのアニメ
おぼっちゃまくん
1989年から1992年まで放送された『おぼっちゃまくん』は、全164話の長編アニメ。
この作品が放送禁止になった理由には、下ネタなどの下品な内容が多かったことが挙げられます。
当時の教育委員会からの苦情も相まって、令和の時代では放送できないと判断されました。
特に、思春期の男の子の体の変化を題材にしたエピソードが、PTAからの苦情を集めたことは有名です。
これらの内容が規制され、地上波では放送できなくなったのです。
じゃりン子チエ
1981年から1983年まで放送されていた『じゃりン子チエ』は、令和で放送できない理由が3つあります。
- 主人公チエが未成年で働かされるシーンやお酒を飲まされるシーンが虐待と捉えられること。
- 放送禁止用語が多いこと。舞台が関西ということもあり、訛りが強かったり、きつい言い方をするシーンが多いのです。
- 舞台となった場所の治安の問題です。
モデルになったとされる大阪の西成あいりん地区は、ニュースなどでも配慮が必要な場所です。
ハイスクール奇面組
『ハイスクール奇面組』は、1985年から1987年まで放送され、最高視聴率24.3%を記録した人気アニメ。
オープニングを「おニャン子クラブ」が歌っていたことも話題になりました。
この作品が放送禁止になった理由の一つは、大御所声優の起用が多く、再放送のハードルが高くなったことです。
出演声優の版権の問題も絡んでおり、結果として再放送が難しくなっているのです。
らんま½
『らんま½』は、1989年から1992年まで放送されていましたが、令和になってから放送禁止になった回が出てきました。
このアニメは、水を被ると性別が変わるという設定があるのですが、主人公が女性に変わると露出が増えることが多く、性的描写が多いとの理由で規制されています。
作画を忠実に再現した結果、セクシーなシーンが多くなってしまったのです。
まとめ
どれも懐かしアニメばかりですが、放送禁止になった理由を知ると、時代の変化や大人の事情が見えてきますね。
それぞれの作品が持つ背景や問題点を考えると、ただ単に「放送禁止」とされるだけではないことがわかります。
これからも、時代と共に変わるアニメの放送基準に注目していきたいですね。
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