50年間毎日ビッグマックを食べ続けている男性がいる、そう聞くと都市伝説のように思えるかもしれませんが、これは実際に存在する人物の話です。
アメリカ・ウィスコンシン州に住むドナルド・ゴースクさんは、1972年から半世紀以上、1日も欠かさずマクドナルドのビッグマックを食べ続け、今もなおギネス世界記録を更新し続けています。
驚くべきことに、その健康状態は極めて良好だといいます。
1972年の9個から始まった
1972年5月17日、当時18歳だったゴースクさんは、地元のマクドナルドで初めてビッグマックを食べました。
その味に衝撃を受けた彼は、その日だけで9個を完食したそうです。
そして、これを一生食べ続けるだろうと確信し、そこから彼のビッグマック人生が始まりました。
それ以来、食べた日と個数をすべてノートに記録、2023年には年間728個を食べ、通算3万4,128個という驚異の記録を達成しています。
この記録は1999年に、人生で最も多くのビッグマックを食べた人物としてギネス世界記録に正式認定され、現在も更新中です。
ゴースクさんは1986年から刑務官として働いており、職場でもビッグマック刑務官として知られ、やがて地元では名物的存在になりました。
同僚たちは彼を応援し、ダブルシフトの時にはビッグマックを差し入れしてくれることもあったそうです。
引退後は老人ホームで生活しながら、週に2回マクドナルドへ通い、1個をその場で食べ、残りは冷蔵して夜に温めて食べるそうです。
朝食は基本的に取らず、間食はアイスクリームやフルーツバー程度、食生活の大半をビッグマックが占めていますが、健康診断では異常がなく、体重も若い頃からほとんど変わっていないといいます。
半世紀を超えるビッグマック愛は今も衰えることを知らずで、「私がビッグマックを食べているのを見た人は、まるで初めて食べているみたいだと言います。でもこれが私の人生なんです。食べるたびに幸せを感じるんですよ。」と、彼は語ります。
ウィスコンシン州フォンデュラクにあるマクドナルドでは、ゴースクさんの肖像画が飾られています。
ちなみに、1984年に一度だけバーガーキングのワッパーを試したことがあるものの、ビッグマックにはかなわなかったと笑顔で語っています。
まとめ
好きなものを毎日食べるという一見不健康に見える行為が、彼にとっては生きる喜びそのものであり、継続する力になっています。
半世紀を超えてもなおビッグマックを愛し続ける彼の姿は、好きなことを貫く人生はそれだけで幸せになれる、ということを教えてくれているようです。
これからも、ゴースクさんのビッグマックの記録は更新され続けていくでしょう。
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