世界には多くの危険な場所が存在します。
今回は、その中でも特に危険な場所を3つ紹介します。
絶対に行ってはいけない場所3選
デスロード「死の道」
ボリビアの山々を走る「デスロード」は、その名の通り、世界で最も危険な道路として知られています。
では、なぜこの道路は「死の道」と呼ばれるのでしょうか?
デスロードは、ボリビアの首都ラパスからユングァス地方へと続く道路で、山の斜面をぐるりと巻きつくようにしています。
この道は非常に狭く、一方通行しかできない部分が多いです。
しかも、道の一方は急な崖となっており、落ちれば命の危険が伴います。
デスロードは高地と低地を結ぶため、気温や湿度の変化が激しい。
特に雨季には道が滑りやすくなり、土砂崩れのリスクも高まります。
霧が発生することもあり、視界が悪くなることで事故のリスクが増大します。
この道路は、過去に多くの交通事故が発生しており、多くの命が失われてきました。
そのため、この名前がつけられました。
特に1990年代には、年間で200〜300人もの命がこの道路で失われていたと言われています。
デスロードは、その美しい景色やスリルを求める魅力的な場所として知られていますが、その背後には数々の危険が潜んでいます。
カルデラ湖「死の湖」
インドネシアのジャワ島東部に位置するカワイジェン火山。
この火山の中心には、鮮やかな青色を放つカルデラ湖があります。
しかし、この美しい湖には「死の湖」という恐ろしい名前がついています。
なぜこの名前がつけられたのでしょうか?
カワイジェン火山のカルデラ湖は、非常に高濃度の硫酸を含んでいます。
この硫酸は、湖の水が火山ガスと反応して生成されるもので、人や動物が直接触れると火傷を負ってしまうほどの強烈な酸性を持っています。
湖の周辺では、火山ガスが常に放出されています。
このガスには硫黄や硫酸ガスが含まれており、吸い込むと呼吸困難や中毒症状を引き起こすことがあります。
特に風向きによっては、ガスが濃くなる場所もあり、訪れる際は十分な注意が必要です。
カワイジェン火山のカルデラ湖「死の湖」は、その美しい青色の湖面とは裏腹に、多くの危険を秘めています。
ビキニ環礁「放射能の影の中の楽園」
画像出典|一般社団法人環境金融研究機構
北西ハワイ諸島に位置するビキニ環礁は、美しい海とサンゴ礁で知られる楽園のような場所です。
しかし、この美しい環境の背後には、深い歴史と危険が隠されています。
ビキニ環礁は、1946年から1958年までの間、アメリカ合衆国によって核実験の場として使用されました。
ビキニ環礁で行われた核実験の中でも特に有名なのが「クロスロード作戦」です。
この期間中に合計23回の核実験が行われ、その中でも1954年の「キャッスル・ブラボー」実験は、予想以上の大爆発となり、多くの放射性物質が放出されました。
これにより、多くの艦船が沈没し、海洋生態系にも大きな影響が及びました。
これらの核実験の結果、ビキニ環礁の土壌や海水は高い放射線量を持つようになりました。
核実験が行われる前、ビキニ環礁には住民が居住していました。
しかし、実験のために彼らは他の島へと移住させられました。
ビキニ環礁は、その美しい自然とともに、核実験の歴史を持つ場所としても知られています。
この歴史を知ることで、私たちは核の恐ろしさと、平和の大切さを再認識することができます。
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