一度足を踏み入れたら、命の保証はない…。
今回は、そんな恐怖と謎に満ちた「絶対に行ってはいけない危険な島」についてお届けします。
それぞれの恐怖の歴史と現在の姿を紹介します。
生存率0%?絶対に行ってはいけない危険な島
ガイオラ島|呪われた島の悲劇
イタリアの南西部、ナポリ湾に浮かぶ小さな島「ガイオラ島」。
この島は美しい風景とは裏腹に、「呪われた島」として知られています。
その原因は、19世紀にこの島に住んでいたウィザード(魔術師)と呼ばれる老人に遡ります。
彼は漁師からの施しで生活していましたが、ある日突然失踪しました。
地元の人々は、彼が島に呪いをかけたと信じています。
その後、ガイオラ島には次々と新しい所有者が現れますが、彼らの運命は悲劇的なものでした。
1920年、スイス人のハンス・ブラウンはカーペットに包まれた死体で発見され、その妻は海で溺死しました。
次の所有者、ドイツ人のオットー・グランバックは心臓発作で死亡。
製薬会社の実業家モーリス・イヴ・サンドは急に精神病を発症し、最終的には精神病院で自殺。
さらに、フィアットの元会長ジャンニ・アニェッリがガイオラ島を購入した後、彼の長男が自殺し、甥のウンベルトも若くして癌で死亡しました。
アメリカの億万長者ジャン・ポール・ゲティが所有した際には、彼の孫がカリブ海のマフィアに誘拐され巨額の身代金が支払う事態に。
最後の所有者、保険会社のギアンパスクァーレも島を手に入れた後に多額の負債を抱え、最終的には詐欺容疑で投獄されました。
こうした連続する悲劇の結果、ガイオラ島は現在無人島となり、カンパニア地方当局の所有となっています。
恐ろしい呪いの島、ガイオラ島には決して足を踏み入れてはいけません。
ポヴェーリア島|幽霊に支配された島
水の都、イタリアのヴェネチアには美しい街並みとは対照的に、恐怖の歴史を持つ小さな島があります。
それがポヴェーリア島です。
この島は「世界一幽霊が出る島」として知られ、現在は無人島となっています。
14世紀の初め、イタリアで黒死病(ペスト)が流行し、多くの人々が命を落としました。
その際、感染者を隔離するために選ばれた場所がポヴェーリア島でした。
この島に運ばれた患者たちは、「二度と生きて帰れない死の島」として恐れられ、数千人がここで命を落としました。
この島の土壌は、命を落とした人の人骨でできているとも言われています。
噂は多々あり、何千人もの人々が焼かれ、この地に埋葬されている、医師により精神病患者のロボトミー手術が行われていた、院長が幽霊に強要されて時計台から飛び降り自殺をした、などあります。
隔離施設が閉鎖された後、ポヴェーリア島は一時的に無人となりましたが、20世紀に入ると精神病院として再利用されました。
しかし、この病院では人体実験や拷問が行われ、幽霊の目撃談や奇妙な音が頻発するようになりました。
これらの噂は、精神病患者の幻覚として片付けられていましたが、現在でも奇妙な現象が報告されています。
アメリカのテレビ局のスタッフが取材に訪れた際、見えない何かに引っかかれたり、押されたり、廊下を追いかけられたりしたという報告があります。
さらに、「直ちに帰れ、二度と戻ってくるな」という声を聞いたという証言も…。
これらの怪奇現象は、ポヴェーリア島の恐ろしい歴史を物語っています。
まとめ
以上、ガイオラ島とポヴェーリア島という絶対に行ってはいけない危険な島をご紹介しました。
それぞれの島には恐怖と悲劇の歴史が刻まれており、現在でもその影響を残しています。
どちらの島も美しい風景とは裏腹に、近づくべきではない恐ろしい場所です。
あなたは、この島々に足を踏み入れる勇気がありますか?
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