1955年に失踪したパンアメリカン航空914便が、37年後の1992年に突然ベネズエラで発見されたという驚くべき話をご存知ですか?
この奇妙な事件は、未解決のミステリーとして多くの人々の興味を引きつけてきました。
失踪機はどこで何をしていたのか、そしてなぜ今になって姿を現したのでしょうか…?
パンアメリカン航空914便失踪事件
1955年7月2日、パンアメリカン航空914便はニューヨークを出発し、目的地のマイアミへと向かっていました。
61名の乗客と乗員を乗せたダグラスDC-4型機は、順調なフライトを続けていたかに見えましたが、突如としてレーダーから姿を消してしまったのです。
救難信号も出されず、メーデーも発信されないまま、飛行機は消え去りました。
ニューヨークの管制官は慌てふためき、大規模な捜索が直ちに開始されましたが、何の手がかりも見つかりませんでした。
最終的に、914便は「墜落、生存者なし」と発表され、乗員乗客全員が死亡したものと見なされました。
ところが、1992年9月9日、ベネズエラの首都カラカスの空港で驚くべき出来事が起こります。
カラカス空港の管制官は、突如レーダーに映し出された未確認の機影に気付きました。
その飛行機は、古びたプロペラ式エンジンを持つ機体であり、管制官たちは目を疑いました。
彼らが無線で呼びかけると、パイロットから応答がありました。
管制官「こちらカラカス空港管制塔応答してください」
パイロット「はい、我々は今どこを飛んでいるのですか?」
管制官「ベネズエラのカラカス空港に接近中です、あなた方の目的地は?」
パイロット「こちらパンアメリカン航空914便、マイアミ行きです」
さらに驚くべきことに、パイロットは「1955年7月2日午前9時55分に着陸予定です」と告げたのです。
現在は1992年であり、1955年は37年前のことです。
管制官たちは混乱しながらも、飛行機の安全な着陸を指示しました。
機体が無事に着陸し、乗員乗客も何事もなくシートベルトを外し始めましたが、管制官が「1992年9月9日であることを理解していますか?」と呼びかけると、パイロットは驚き、突然再び離陸してしまいました。
管制官は必死に呼びかけましたが、飛行機は再びレーダーから姿を消してしまったのです。
この事件は長い間、真相が明らかにされないままです。
しかし、調査が進むにつれ、次のような理由でこの話が信憑性に欠けるとされています。
- カラカス空港は実際には「シモン・ボリバル国際空港」であり、事件に登場する「カラカス空港」という名称は存在しない。
- 1992年のレーダー技術では、1955年当時の飛行機を検出することは不可能である。
さらに、この「パンアメリカン航空914便失踪事件」は、タブロイド紙「Weekly World News」に掲載されたフィクションである可能性が高いと言われています。
この週刊紙は、超常現象や奇妙な事件に関するフィクションを多く掲載していたことで知られています。
とはいえ、この種の航空ミステリーは、多くの人々の想像力をかき立て、注目を集めることが多いのも事実です。
パンアメリカン航空914便失踪事件も、その一例に過ぎず真相は闇の中です…。
まとめ
パンアメリカン航空914便失踪事件は、真実かフィクションかを問わず、多くの人々の関心を引き続けてきました。
仮に本当に起こったことであれば、37年間どのように過ごしていたのか、再び姿を消した飛行機がどこへ行ってしまったのか、謎は尽きません。
あなたは、この事件をどのように思いますか…?
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