冒険心をくすぐる神秘的な島々…しかし、中には踏み入れてはならない危険な島も存在します。
この記事では、世界で最も孤立した島「ブーベ島」と、生物兵器の実験で汚染された「グルイナード島」について紹介します。
驚くべき事実に、あなたもゾッとすることでしょう。
ブーベ島|孤立した地球の果て
ブーベ島は、南大西洋の亜南極に位置するノルウェー領の孤立した島です。
この島は「世界で最も孤立した島」として知られており、切り立った崖と氷河に覆われた不毛の地です。
島の周囲には冷たい海が広がり、最も近い陸地は約1600キロメートル離れた南極大陸。
人間が住むには到底適していない環境です。
ブーベ島に上陸するためには、特別な許可と慎重な準備が必要です。
しかし、たとえ上陸できたとしても、生存の見込みは極めて低いでしょう。
島の気温は平均マイナス1度、風速は24メートル、周囲の海は荒れ狂う波が押し寄せます。
加えて、島には永住者がいないため、もし何らかのトラブルに見舞われた場合、助けを呼ぶのは非常に困難です。
特に怖いのは、通信手段が途切れた場合、ブーベ島に調査や研究のために上陸することがあるとしても、何か問題が発生し通信が断たれたならば、孤立無援のまま過酷な自然に立ち向かうことになるのです。
ブーベ島に足を踏み入れることは、命の保証がない冒険といえます。
グルイナード島|生物兵器の影に潜む呪い
スコットランドの北側に位置するグルイナード島は、「史上最悪の島」として悪名高い場所です。
この島は、第二次世界大戦中にイギリス軍が生物兵器の実験を行ったことにより、病原体で汚染されました。
特に強力な炭疽菌「Vollum 14578」が実験に使用され、多くの動物が犠牲となりました。
実験の結果、グルイナード島の土壌は深刻に汚染され、40年以上も炭疽菌の胞子が残留しました。
1980年代に行われた除染作業により、一部の表面汚染は取り除かれましたが、完全な安全性が保証されているわけではありません。
そのため、現在でも島を訪れる人はほとんどいません。
この島に足を踏み入れることは、病原体による危険性を冒すことを意味します。
特に、土壌深くに残る炭疽菌の脅威は未だに解決されていないため、誰もが忌避する場所となっています。
政府が行った除染作業も不十分であり、再び生物兵器の影に怯えることになるかもしれません。
まとめ
ブーベ島は極寒の孤立した環境であり、助けを呼ぶのが困難な場所、一方、グルイナード島は生物兵器による汚染が未だに影を落とす呪われた地です。
どちらの島も、冒険心をくすぐる魅力はありますが、命を賭けてまで訪れる価値はないと言えるでしょう。
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