世界には未だ解明されていない多くの謎が存在します。
今回は、そんな未解決のミステリーの中でも特に注目すべきものを取り上げ、その背景と現状を紹介します。
南極の重力異常
2016年、NASAとドイツ航空宇宙センターが共同で行ったミッションの中で、南極に非常に広範囲かつ巨大な重力異常が存在することが判明しました。
この異常現象は研究者たちを驚かせ、謎が深まるばかりです。
果たして、この重力異常はどのようにして生まれたのでしょうか?
謎の重力異常が南極で発見される理由とは!?
南極で発見された重力異常は、地球上の他の地域と比べても規格外のものです。
この異常は、南極の氷河の下に存在する巨大なクレーターによって引き起こされていることがわかっています。
このクレーターの存在は、1962年にはすでに報告されていましたが、再調査の結果、その大きさが幅243km、深さ最大約848mという驚異的なものであることが判明しました。
一部の研究者は、このクレーターが隕石の衝突によって形成されたものであると考えています。
恐竜を絶滅させたとされる隕石の2倍以上の大きさの小惑星が衝突した可能性が指摘されています。
この衝突は、約2億5000万年前に発生した大量絶滅の引き金となったとされています。
この大量絶滅では、地球の海洋生物の最大96%、陸上の脊椎動物の70%、全生物種で90〜95%が絶滅し、古代生物として有名な三葉虫も絶滅しました。
しかし、この説には決定的な証拠が欠けており、他の理由でクレーターが形成された可能性もあります。
一部のオカルト研究家は、南極のクレーターが巨大なUFO基地であると主張しています。
第2次世界大戦中、ナチスが南極に秘密基地を建設したという噂や、飛行物体の研究を行っていたという噂から、この主張がされています。
また、地下世界への入り口であるという説もあります。
地球の地下に別世界があり、人類とは異なる生命体が住んでいるという仮説が存在しています。
このように、南極の重力異常の原因は未だに解明されておらず、さらなる研究が必要です。
この謎が解明されることで、地球の歴史や生態系に関する新たな知見が得られるかもしれません。
インガストーン
ブラジルのパライバ州にあるインガストーンは、6000年前にこの地域に住んでいた原住民によって作られたとされています。
しかし、その目的や意味は未だに謎に包まれています。
数々の研究者が挑戦してきましたが、未解読のままの文字や模様が多く残されています。
未解読の文字が刻まれたインガストーンの秘密とは!?
インガストーンは、ブラジルのパライバ州を流れるインガ川中流に存在する巨石構造です。
長さ46m、高さ3.8mある片麻岩の岩石層一面に、所狭しと碑文が刻まれています。
この碑文は、6000年前にこの地域に住んでいた原住民によって作られたとされていますが、その目的や意味は未だに解明されていません。
これまでの研究では、インガストーンには動物や果物、武器や人間座などと見られるシンボルが含まれていることが判明していますが、大半の模様や文字は解読されていません。
過去には、周囲にある石や洞窟に彫られた模様を参考に解読を試みましたが、インガストーンにはそれらと比にならないほど緻密で複雑な模様が刻まれています。
一説には、インガストーンの碑文は古代の天文的知識に関連しているとされています。
解読できなかった模様の中には、天体の特徴を示していると思われるものが複数存在しており、天の川やオリオン座と見られる模様も描かれています。
また、描かれた模様や文字に対する考察も行われています。
ある研究者は、古代フェニキアの彫刻に似ていると指摘し、古代ルーン文字に関連していると予測しました。
さらに、モアイ像に代表されるイースター島の先住民族が残した芸術作品との類似性を指摘する声もあります。
しかし、これまでの研究では、インガストーンと原住民を結びつける歴史的証拠は確認されておらず、本当に彼らが作ったものなのかは不明です。
彫刻の質を見ると、制作者が高い技能を持った集団であったことは明らかです。
もしかしたら、まだ知られていない高度な技術を有した民族がこの地に存在していたのかもしれません。
まとめ
南極の重力異常とインガストーンは、未だに解明されていない世界の謎の一部です。
これらの謎が解明されることで、地球の歴史や人類の起源に関する新たな知見が得られるかもしれません。
今後の研究が進むことで、これらの謎が少しでも解明されることを期待しましょう。
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