えっマジ!実話の可能性が浮上した世界の神話…その理由とは?

えっマジ!実話の可能性が浮上した世界の神話…その理由とは?

神話の中には、壮大なストーリーや超自然的な現象が描かれていますが、それらが実話としたら?

今回は、実際に起こった可能性が高いとされる世界の神話を二つ取り上げ、その背景を詳しく探っていきます。

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実話の可能性が高い?世界の神話2選

実話の可能性が高い?世界の神話2選
画像はイメージです。

ソドムとゴモラ

旧約聖書の創世記に登場するソドムとゴモラは、極めて治安が悪く享楽的な生活が根付いた悪徳の町として描かれています。

この町は神の怒りにより滅ぼされたとされていますが、実際に存在した可能性が高いことが後年の調査で明らかになりました。

ソドムとゴモラが存在したとされる地域からは、神話を裏付ける物証が次々と発見されています。

例えば、死海に沿った平原からはゴルフボールサイズの硫黄の玉が見つかっています。

さらに、「トール・エル・ハマム」と呼ばれる遺跡は、ソドムのモデルとなった都市として有力視されています。

ここでは溶けて泡立ったレンガの破片や高温で溶けた石工、炭化した木材などが発見されているのです。

また、炭素の結晶分子である衝撃石英やダイアモノイドが発見され、これらは隕石の落下や空中爆発など高温かつ高エネルギーの現象を示唆する証拠となっています。

さらに、破壊層から発見された高濃度の塩分も、隕石の落下と爆発に伴うものと考えられています。

この塩害は周囲一帯を600年にわたり無人化するほどのものであり、滅びの後に追加された「塩の柱」というエピソードとも結びついています。

ソドムとゴモラが実在した可能性が高いことは、多くの考古学的証拠により裏付けられていますが、ゴモラの有力な候補地はまだ見つかっていません。

それでも、ソドムが実在したならば、ゴモラも同様に存在した可能性が高いと考えられています。

トール・エル・ハマム付近での遺跡発掘が進むにつれ、今後さらに多くの発見があるかもしれません。

モーゼの海割り

旧約聖書の出エジプト記に登場するモーゼの海割り、イスラエル人をエジプトから逃れさせるため、モーゼが紅海を真っ二つに割ったというものです。

この奇跡が本当に起こったのか、最近の研究で明らかになりつつあります。

アメリカの気象研究チームが行った実験によれば、海の水を割り陸地を出現させる現象は、自然科学的に再現可能だというのです。

彼らは聖書の記述を参考に、モーゼがどの場所で海割りを行ったのかを推測し、過去の研究で既に候補地が絞られていたため、さらに詳細なシミュレーションを行いました。

その結果、地中海側のナイル川からタニス湖に注ぎ込む浅瀬の海域で、強風が吹くと海水が押し流され、陸地が現れることが判明したのです。

この現象は風速約28m以上の強風が長時間吹き続けることで起こり、一度現れた陸地は比較的長時間残り続けることも確認されています。

シミュレーションでも4時間ほど陸地が現れたため、聖書にある「道を渡り終えた後に海を元に戻した」という記述も現実的なものだとされています。

この結果は、モーゼの海割りが物理法則として成り立つ現象であることを示唆しており、超常現象ではなく自然現象として説明可能であることが分かりました。

大昔の人々がこの現象を目の当たりにしたら、当然救世主がもたらした奇跡と捉えるでしょう。

現代人でも、実際に見たら神秘的なものだと感じるに違いありません。

ただし、これが本当にモーゼが起こした奇跡と同じものかどうかは、依然として謎のままです。

まとめ

このように神話が、実際に起こった可能性があると知ると、本当に驚きですよね。

これらの物語が現実の出来事を反映しているのだとすれば、その背後にある歴史や文化についても興味が尽きません。

これからも、科学と考古学が解き明かす神話の真実に注目していきましょう。

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