視聴者の予想を裏切る驚きの伏線回収が隠されています。
今回は、2作品から衝撃の伏線回収を紹介します。
まだ未視聴の方は「ネタバレ注意」ですのでお気をつけください。
鳥肌必至の伏線回収アニメ2選
僕のヒーローアカデミア
堀越耕平先生による『僕のヒーローアカデミア』は、主人公・緑谷出久が最高のヒーローを目指す物語です。
ヒーローが悪を倒すだけではなく、悪側の信念もしっかりと描かれており、非常に深い作品となっています。
その中でも、作品のタイトルである「僕のヒーローアカデミア」の伏線回収は衝撃的でした。
物語が進む中で、主人公たちが通う雄英高校は「ヒーローアカデミア」と呼ばれていますが、この単純な名称には、実はもっと深い意味が込められていたのです。
その意味が明らかになるのは、324話「未成年の主張」です。
ヴィランとの全面戦争が勃発し、多くの一般市民が雄英高校に避難します。
戦いでボロボロになった緑谷が一時的に避難するために雄英高校に戻りますが、一般市民はヴィランのターゲットである彼を校内に入れることを拒みます。
この状況で声を上げたのが緑谷のクラスメイトでヒロインの「お茶子」でした。
彼女は市民に対して涙ながらに「今この場で安心させることはできません、私たちも不安だからです、皆さんと同じ隣人なんです、だから力を貸してください、皆さんの力でどうか彼が隣で休んで備えることを許してくれませんか?緑谷出久は力の責任を全うしようとしているだけの、まだ学ぶことがたくさんある普通の高校生なんです、ここを彼のヒーローアカデミアでいさせてください」と訴えました。
このシーンは、デクが雄英高校に合格した際にオールマイトからもらった「ここ(雄英)が君のヒーローアカデミアだ!」という言葉とリンクし、タイトルの伏線回収を見事に果たしました。
また「みんなが最高のヒーローになるまでの物語だ」という形で作品のフレーズも変化し、デクだけでなく仲間も一緒に成長していることが感じられる素晴らしいエピソードでした。
タイトル回収に感動させられる作品、未読の方はぜひ一度読んでみてください!
鬼滅の刃
吾峠呼世晴先生による『鬼滅の刃』は、日本の大正時代を舞台に、主人公の少年が鬼と化した妹を人間に戻すために鬼たちと戦う物語です。
そのタイトル回収が行われたのは、192話「廻る縁」というエピソードです。
主人公の炭治郎は、ラスボスの無惨を倒すために「日の呼吸」という特殊な呼吸を使います。
この「日の呼吸」には全部で13個の型が存在し、炭治郎は先祖の記憶をたどりながら扱えるようになりますが、最後の13個目の型だけは情報がありませんでした。
しかし、炭治郎は一の型「円舞」と十二の型「炎舞」が同じ読み方であることに気づきます。
最初の型と最後の型が繋がっていると考え、十二の型を繰り返すことで円環を成し、十三個目の型が完成するという秘密を解き明かします。
実は、この日の呼吸の秘密とタイトルロゴが繋がっていたのです。
鬼滅の刃のタイトルロゴをよく見ると、「鬼滅の刃」という文字に縁が描かれたデザインになっていることがわかります。
この円環は、日の呼吸の十三の型が12の技を一つずつ繋げていくことで完成する円環を表しているのです。
この伏線回収に対してファンからは「タイトルロゴが日の呼吸13を意味しているなんてヤバすぎる!」という声が多く上がりました。
気になる方は、もう一度タイトルロゴを確認してみてください。
まとめ
『僕のヒーローアカデミア』と『鬼滅の刃』、どちらの作品も見事な伏線回収で視聴者を驚かせました。
これらの作品は、単なるエンターテインメントではなく、細部にわたる緻密なストーリーテリングが魅力です。
未読・未視聴の方は、ぜひこの機会に触れてみてくださいね。
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