人気絶頂で連載終了したアニメ作品に、これらの作品がなぜ突然終わってしまったのか…。
その裏にはどんな事情があったのか、探っていきましょう。
人気絶頂で終わったアニメ3選
鬼滅の刃
主人公の竈門炭治郎が鬼にされた妹・禰豆子を人間に戻すため、鬼と戦う姿を描いたこの作品は、瞬く間に大ヒットとなりました。
アニメ化も成功し、映画「無限列車編」は国内外で記録的な興行収入を叩き出しました。
しかし、そんな鬼滅の刃も人気絶頂の中で完結します。
連載終了の理由として、週刊誌では吾峠呼世晴先生の結婚が背景にあると報じられました。
実家の福岡に帰省し、家庭を持つことを考えた結果、連載を終える決断をしたというのです。
ファンの間では…
「現代編とか突入しないできっぱり最終回にしたの本当に良かったと思う」
「こんなに最高な漫画が終わってしまうのは悲しいけど最高の終わり方だったと思う」という声が多く、納得の結末だったと評価されています。
次のアニメとして劇場版「無限城編」も控えており、今後も鬼滅の刃は多くの人々に愛され続けることでしょう。
Dr.STONE
この作品は、突如石化した世界で、科学の力を駆使して人類を復活させる物語です。
主人公・千空の科学知識と仲間たちとの冒険が描かれ、多くのファンを魅了しました。
Dr.STONEも2022年に完結しましたが、その理由は正式に発表されていませんが、ネット上でいくつか推測されています。
まず、連載開始からちょうど5年で終える計画があったということです。
最終話が掲載されたのは2022年の14号で、「14」という数字が「石」を意味するため、計算されたタイミングでの終了では?と考えられています。
また、物語が科学的な描写の限界に達したことです。
タイムマシンが完成したところで物語は終わりますが、タイムマシンはまだ人類の未知の領域であり、科学的に描けなくなったという見方があります。
Dr.STONEの完結についてファンは…
「堂々の完結です。一歩一歩積み上げた科学で謎を解き明かし、最後は次への一歩を歩み始めました。既存の科学で面白く描き続けた作品のラストで新科学への期待を膨らませて終わりました」
「ここまで26巻、全くスピードを落とさず、クオリティーに妥協せず、最後の一話まで完璧に全て書き切られていて感無量です。無茶な引き伸ばしもせず、本来の着地点に狂いなくピッタリとハマった爽快感。本当にお見事でした」
といった声が多く、作品の評価は高いままです。
アニメ4期の制作も決定しており、今後も多くのファンを楽しませることでしょう。
SLAM DUNK
「SLAM DUNK」は、井上雄彦先生によるバスケットボール漫画で、主人公の桜木花道が成長しながら全国大会を目指す姿を描いた作品です。
全31巻で、1990年代に大ヒット、しかし人気絶頂の中、突然連載が終了しました。
その理由として、井上先生自身が語ったのは、「インターハイの組み合わせを作った時点で、山王戦が最後と決めていた」ということです。
インタビューでは、「山王戦より面白い試合は描けない」と考え、ここで終わらせることが作品の幸せだと述べています。
一部では版権トラブルがあったとも噂されていますが、井上先生の言葉からは、あくまで作品のクオリティを守るための決断だったことが分かります。
また、これだけの大ヒット漫画なので編集部としては、そう簡単に終わらせまいと、かなり抵抗したという話もあります。
それに対して井上雄彦先生は、「売れない時の打ち切りは編集部の裁量で決めるのだから、売れている時は作者の裁量で決めていいはず!」と言って、連載終了に至ったとも言われています。
この決断により、SLAM DUNKは伝説的な作品となり、今もなお多くのファンに愛されています。
最近では、映画も公開され、再び注目を集めています。
読者からは「いい作品は引き際こそ輝くものだと思った」という声が多く、連載終了後もその熱は冷めることがありません。
まとめ
いかがでしたか?どの作品も、それぞれの事情や作者の思いがあり、決して単純な理由で終わったわけではないことが分かります。
読者としては寂しい気持ちもありますが、その分作品がより一層特別なものになりますね。
今後もこれらの作品を楽しみながら、新たな作品にも期待していきましょう!
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