日本で発見!日本に由来する名前がついた新種の恐竜3選

日本で発見!日本に由来する名前がついた新種の恐竜3選

恐竜といえば、ティラノサウルスやトリケラトプスといった海外で見つかる巨大な恐竜を思い浮かべる方が多いかもしれません。

日本では、福井県が『恐竜王国』として有名です。

今回は、日本で発見された代表的な恐竜3種を詳しく紹介、なぜ福井県で多く見つかるのかを解説します!

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日本に生息していた恐竜3選

日本に生息していた恐竜3選

フクイラプトル

福井県勝山市で発見されたフクイラプトル。

この肉食恐竜は約1億2000万年前の白亜紀前期に生息しており、全長約4.2メートルと中型サイズでした。

鋭い爪と素早い動きが特徴で、獲物を捕まえるのに優れた捕食者だったと考えられています。

名前の「フクイラプトル」は「福井の泥棒」を意味し、その名の通り捕食行動が俊敏だったことが伺えます。

フクイサウルス

同じく福井県で発見されたフクイサウルスです。

この恐竜は植物を主食とする草食恐竜で、白亜紀前期に生息していました。

体長は約5.2メートルと比較的小型で、柔らかい植物を食べていたと推測されています。

フクイサウルスは、フクイラプトルと同じ地域で共存していたことから、バランスの取れた恐竜生態系が存在していたことが考えられます。

カムイサウルス

北海道むかわ町で発見されたカムイサウルスは、ハドロサウルス科に属する草食恐竜です。

白亜紀後期に生息しており、全長は約8メートルにも達しました。

カムイサウルスは、絶滅が迫る白亜紀末期に日本に存在していた恐竜で、アイヌ語で「神」を意味する「カムイ」の名が付けられています。

この恐竜は保存状態が非常に良く、骨格の全体像がほぼ完全に見つかっています。

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日本に生息していた恐竜・化石の特徴

日本に生息していた恐竜・化石の特徴

日本で発見された恐竜は、比較的小型のものが多いという特徴があります。

これは、日本が島国であったことと関連しており、限られた生息環境の中で小型化が進む「島嶼化現象」による影響が考えられます。

また、草食恐竜と肉食恐竜がバランスよく生息していたことも、日本の恐竜環境の特徴です。

白亜紀の日本では湿地や河川が広がり、植物や水の豊富な環境があったため、多くの草食恐竜が生息していたと考えられています。

福井県で恐竜化石が多く発見される理由

福井県は、特に恐竜化石の宝庫として知られています。

その理由の一つは、手取層群という白亜紀の地層が広がっていることです。

この地層は恐竜の化石が埋まっている確率が高く、さらに火山活動や河川の堆積物が化石を良好に保存してきました。

もう一つの理由は、福井県が早くから恐竜研究に力を入れており、福井県立恐竜博物館を中心に活発な発掘活動が行われていることです。

こうした取り組みが、国内外から注目を集める多くの発見をもたらしています。

■ 福井県立恐竜博物館

  • 所在地|〒911-8601 福井県勝山市村岡町寺尾51-11かつやま恐竜の森内
  • 開館時間|午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
  • 休館日|第2・4水曜日(祝日の時はその翌日、夏休み期間は無休)年末年始(12月31日と1月1日)

まとめ

日本にも多様な恐竜が生息しており、特に福井県や北海道では貴重な化石が数多く発見されています。

福井県が「恐竜王国」として名を馳せる理由は、その豊富な化石層と継続的な発掘活動にあります。

恐竜は日本の自然史を知る上で欠かせない存在であり、今後も新たな発見が期待されています。

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