スリル好きでも尻込みしてしまうほどの恐怖が待つ「世界の最恐ジェットコースター」。
今回は、「本当にこれを乗って大丈夫なのか?」と誰もが疑う、恐怖の絶叫マシン3選を紹介します。
各地で失神者が出ると言われるほどのスリルを誇るこれらのコースター、あなたも乗る前に覚悟を決める必要があるかもしれません。
グラビティ・マックス(Gravity Max)
台湾の探索楽園にある「グラビティ・マックス」は、その見た目からしてすでに恐怖を感じさせるデザインです。
このコースターは「世界初の垂直落下ジェットコースター」として設計され、頂上まで上昇すると、なんとレールが途中で180度回転し、垂直に変形する仕組みになっています。
その瞬間、乗客は数秒間、まるで地上から放り出されたような無重力感を味わいます。
一旦レールが垂直になった後、コースターは約55メートルの高さから一気に自由落下!
その間、視界に広がるのは青空から一転して真下の地面。
絶叫を上げる暇もなく、ただただ「落ちる」感覚に支配されます。
特に、垂直落下に入る前の数秒間は「この先どうなるんだ?」と恐怖が頂点に達する瞬間。
乗った人の多くが、そのあまりの衝撃とスリルで途中から記憶が曖昧になるという声も少なくありません。
ファーレンハイト(Fahrenheit)
アメリカ・ペンシルバニア州のハーシー・パークにある「ファーレンハイト」は、ただの急降下コースターでは済まされない特別な恐怖を体感。
まず、高さ37メートルの頂上に到達すると、コースターは97度という垂直以上の角度で急降下。
通常のジェットコースターでは体験できない「オーバーダイブ」を味わえるため、心臓が一瞬止まる感覚に襲われます。
しかしファーレンハイトの恐怖はそれだけではありません。
この後、急降下から続く6つのループとねじれたトラックが連続することで、乗客はまるで洗濯機に放り込まれたかのような感覚を味わうのです。
加えて、視界が上下左右に絶えず揺れることで、方向感覚が完全に失われ、酔いや失神を誘発しやすい設計です。
特に、ループを繰り返すことで息が詰まり、途中で真っ白になったという体験談も多く、耐えきれず失神する乗客も出るほどのスリルが待ち構えています。
ええじゃないか
日本が誇る最恐ジェットコースター「ええじゃないか」は、富士急ハイランドの4Dコースターとして世界的に有名。
「ええじゃないか」は、普通のジェットコースターとは異なり、座席がコースター本体とは独立して360度回転する仕組みになっています。
そのため、ライドが進む方向に加え、座席自体がどの方向に回転するか全く予測がつかず、常に予期せぬ方向に体が放り出されるような感覚を味わいます。
特に、最初の垂直上昇から始まるスリルは、あらゆる方向から強いG(重力)がかかるため、圧倒的な迫力。
急降下と回転が重なり合うことで、まるで体が宙を舞うような感覚を何度も味わい、脳が現実か錯覚か分からなくなるような錯乱状態に陥る人も少なくありません。
実際、何度も逆さになりながら旋回するため、平衡感覚が完全に崩れることが原因で、気分が悪くなり途中で意識が遠のく人も多いそうです。
視覚、聴覚、触覚のすべてが揺さぶられる、まさに究極の恐怖体験です。
まとめ
世界には、想像を超える恐怖とスリルを体感できるジェットコースターがたくさんあります。
今回紹介したグラビティ・マックス、ファーレンハイト、ええじゃないかは、いずれも普通のジェットコースターでは物足りない人のための究極のマシンです。
しかし、そのスリルは覚悟と体力が求められるレベル。心臓の弱い方や、高所恐怖症の方には決しておすすめできませんが、勇気があり、限界に挑戦したい人には一度は体験してほしいアトラクションです。
安全を第一に、自分のペースで楽しんでくださいね!
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