大きな注目を集めた「ジャングリア沖縄」、しかし開業から時間が経つにつれネット上では、もうオワコンでは?ガラガラらしい?行きづらすぎる!といった声が目立つようになりました。
果たしてジャングリアは本当に失敗したのか?それとも失敗に見えてしまう構造を抱えているだけなのでしょうか?
専門家の指摘や利用者の不満を整理すると、単なる評判の問題では済まされない深刻な課題を紹介します。
期待値が高すぎた結果、体験のズレが致命傷に
ジャングリア沖縄がまずつまずいたのは、体験価値そのものではなく体験への期待値でした。
開業前に公開された映像やビジュアルは、恐竜に追われるようなスリリングな演出、映画の世界に入り込む没入感を強く想起させるもので、多くの人が、「沖縄版USJ」「超大型イマーシブ施設」を無意識に想像してしまったのです。
しかし実際のジャングリアは、自然環境を活かした屋外型・体感型施設が中心で、良く言えば大人向け、悪く言えば地味、このギャップが、「思っていたのと違う」「誇大広告では?」という失望感に繋がったのです。
体験の中身が悪いわけではなくても、想像していたものと違えば満足度は一気に下がる、テーマパークにおいてこの期待値コントロールの失敗は致命的なんです。
アクセスと営業時間が観光客をふるい落としている
ジャングリアが、オワコン化して見える最大の理由は、実はマーケティング以前の問題があり、立地・交通・営業時間という、旅行者の行動と直結する構造です。
ジャングリアは那覇空港から約80km、車やバスで1時間半〜2時間という沖縄北部に位置していますが、問題は距離そのものではなく公共交通の不便さです。
加えて、営業時間が短い、平日は17時、土日でも19時クローズが基本で、沖縄到着当日に立ち寄るのはほぼ不可能、テーマパークとしては、行く決断をするまでの心理的コストがあまりにも高いのです。
結果として、「面白そうだけど行くのが大変」「沖縄旅行のメインにするほどではない」という判断をされやすくなりリピーターも生まれにくい、このような状況が、ガラガラ説やオワコン感を加速させています。
人件費依存と悪評が生む負のスパイラル
運営面でも、ジャングリアは厳しい構造を抱えています。
主要アトラクションは演者やガイド、誘導スタッフなど人手に強く依存する設計で運営コストが高い、仮に集客が伸び悩めば、コスト削減のために人を減らす必要が出てきますが、それは即座に体験価値の低下につながります。
この、コスト削減=満足度低下=さらに客が減るという負の循環は、専門家からも強く懸念されてきました。
さらに、ネットやメディアで広がった失敗論・赤字論が、追加投資や融資の心理的ハードルを上げている点も無視できません。
実際の赤字額がどうであれ、悪評が先に立つ状況は、テーマパーク事業にとって致命的で、一度「もう終わった施設」というレッテルを貼られると改善しても評価されにくい、ジャングリアは今まさにその入り口に立たされているのです。
とはいえ、ジャングリア沖縄が完全に終わった存在かと言えば、そうとも言い切れません。
議論や炎上を通じて、沖縄北部というエリア自体の認知度は確実に上がり、これまで沖縄美ら海水族館一強だった観光動線に、別の選択肢を提示した意義はあります。
また、コンセプトそのものは独自性があり、方向性を間違えなければ刺さる層が存在するのも事実です。
まとめ
ジャングリア沖縄が、現状のままではこの負のスパイラルから抜け出すのは簡単ではありません。
今、ジャングリアに必要なのは派手な宣伝ではなく、どうすれば無理なく行けて納得できる体験になるのか?という観光客目線での再設計ではないでしょうか。
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