新型コロナウイルスが猛威をふるう一方で、子供特有の感染症も流行中の2022年夏。
実は我が家でも2人の子供が、感染性胃腸炎、RSウイルス、新型コロナと立て続けに感染したのですが、幸い家庭内感染を防ぐことができたため、最低限の療養期間で乗り切ることができました。
コロナをはじめ感染力の強いウイルスの場合は、家庭内感染をどれだけ防げるかがカギです。
この記事では筆者の体験も交えて、家庭内感染を防ぐ5つの方法について解説します。
効果あり!家庭内感染を防ぐ5つの方法
家族がウイルス性の病気に感染したとき、特に小さい子供がいると、「うつるのは仕方ない…」と諦めていませんか?
しかし大人がみんな倒れてしまうと、生活が一気に崩壊しかねません。
家庭内感染を防ぐために筆者が実践して、実際に効果があったと感じた予防法を5つご紹介しますので、参考になさってください。
感染者と生活スペースを分ける
感染者が出た場合は、他の家族と極力生活空間を分けるようにしましょう。
特に兄弟がいる場合は、寝室や日中過ごす部屋を分けるのが一番効果的です。
自宅の間取りによって難しいときは、同じ部屋の中でもスペースを分け、出来るだけ離れて過ごしましょう。
食事も別の部屋で取ることが難しければ、別に簡易テーブルを用意する、タイミングをずらして食事をとるなどの工夫が必要です。
トイレが2つある場合は完全に分ける、お風呂も感染者は最後に入るように。
子供が感染して1人では入浴できない場合は、大人は服とマスクを着用したまま子供を洗ってあげると安心です。
3歳以上なら家の中でも全員マスク
1人でいるときならマスクを外しても大丈夫ですが、お世話・看病する人が同じ空間にいる場合は、子供にもマスクをさせましょう。
とは言え、ずっとマスクをしておくのを嫌がるお子さんは多いですよね。
そのため最低限でも大人は食事・お風呂以外はマスクを必ず着用するように。
筆者の場合も、RSにかかりずっとゴホゴホ咳をしている子供と一緒だったため、朝起きてから就寝中までマスクをしていましたが、うつることなく過ごすことができました。
とにかく家中換気&消毒
季節を問わず、感染者が出たら家中で換気、消毒をすることが特に重要です。
中でも感染者が過ごすスペースは、真冬や真夏でも、一旦ほかの部屋に移動するなどして換気しましょう。
換気のポイントは2つ。
- 30分に1回、数分程度窓を全開にする
- 風の通りをよくするために、2か所の窓(またはドア)を開ける
また消毒に関しても、詰め替え容器に小分けにするなどして、家中にアルコール消毒液を置いておくと便利ですよ。
ドア、キッチン、トイレなど、何かを触るたびに手を消毒するのが理想。
ただし胃腸炎など感染力の高いウイルスの場合は、トイレで感染してしまう可能性が高い上に、アルコール消毒では除菌ができません。
トイレの便座、ドアノブなど触れた部分は、次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒してくださいね。
物を共有しない&感染者用は使い捨てにする
家族の中に感染者がいる間は、物の共有は避けましょう。
具体的にはこのようなことがポイントです。
- 手洗い後はペーパータオル
- バスタオル、バスマットも別々にする
- 感染者の食器は使い捨て
- 歯磨きコップ、歯磨き粉の共有を避ける
洗い物やスポンジを別々にするのも大変なので、感染した人が使う食器やカトラリーは使い捨てにしてしまうのがおすすめです。
使った後もビニール袋に入れて口を縛って捨てましょう。
筆者の場合、使い捨てにできない食器の場合は、洗うスポンジを分けたり、食洗器で高温乾燥するようにしていました。
また、意外と見落としがちなのが歯磨き粉。
歯磨き粉のチューブから直接歯ブラシにつけるのではなく、洗った手の甲に歯磨き粉を出すと感染予防になりますよ。
嘔吐物、排泄物の処理は完全防備で
嘔吐や排泄物の処理をする場合は、マスク、ビニール手袋、使い捨てエプロンと完全防備で処理するようにしましょう!
嘔吐や下痢は突然始まるため、慌てて処理しがちですが、素手・ノーマスクは危険です。
数年前、まだ上の子が0際の頃に、いつもより便が少し水っぽいと感じたことがありました。
しかしその日離乳食で初めてあげた食材があったため、「少し緩くなったかな」と素手で処理をしたところ、見事に翌日私も胃腸炎を発症しました。
それ以来、「あれっ?」と少しでも異変を感じたら、念のためマスクと手袋を徹底するようにし、それ以降は親にうつってしまうことがグッと減りました。
また、まだオムツ中の小さい子が感染した場合、下痢の症状が消えてもウイルスがしばらく排出されています。
オムツ交換の際は、ぜひおむつ替えシートの利用を。
おむつ替えシートがすぐに手に入らない場合は、ペットシーツでも代用可能です。
ペットシーツは、夜中の嘔吐で布団が汚れてしまうことも防げるため、子供が小さいうちは1パック常備しておくのがおすすめです。
日頃から備えておくべき感染症対策アイテム
感染症はいつかかるかわからないからこそ、日頃から対策用のアイテムを準備しておくのがおすすめです。
リストが長く見えますが、それほどかさばるものはなく、準備しやすいアイテムばかりです。
基本の家庭内感染対策アイテム
自宅に備えておくと便利な家庭内感染対策アイテムをご紹介しますね。
- 使い捨てエプロン
- 使い捨てビニール手袋
- マスク
- アルコール消毒液
- ペーパータオル
- 旅行用の歯磨き粉
- 紙コップ、紙皿、割りばしなど
- 嘔吐用の受け皿
- 500mlの空のペットボトル(蓋つき)
- 新聞紙、雑巾、ビニール袋
- ペットシーツ
- キッチン用漂白剤
歯磨き粉、使い捨ての食器類以外は、取り出しやすいボックスなどに入れて一か所にまとめておくのがおすすめです。
子供が夜中に突然嘔吐しても、慌てずに対処できますよ。
空のペットボトルは、胃腸炎などの際に吐しゃ物を処理するときに便利です。
必需品の次亜塩素酸ナトリウムの消毒液は、自宅にあるキッチン用漂白剤(ハイター)とペットボトルを使って簡単に作ることができます。
家庭で出来る!次亜塩酸ナトリウム消毒液の作り方
家庭内感染防止で必要になる次亜塩素酸ナトリウム消毒液は、濃度が異なる2種類を用意します。
- 0.02% 感染者が使用した後のトイレ、ドアノブ用
- 0.10% 感染者の嘔吐物、排泄物の処理用
500mlのペットボトルを使用する場合、使用する漂白剤の量は以下のとおりです。
- 0.02%:ペットボトルのキャップ半分
- 0.10%:ペットボトルのキャップ2杯
これに水を加えて全体で500mlにすると、それぞれの用途に合った濃度の消毒液が簡単に作れます!
2022年4月、家族全員で新型コロナに感染し、2週間の自宅療養を経験しました。 家族の誰かが突然発症すれば、その日から一家全員が濃厚接触者として外出できなくなってしまうため、事前の準備があれば安心です。 そこで自身の経験から、自[…]
まとめ
ウイルス性の感染症に家族がかかった場合、家庭内感染を防ぐ方法をご紹介しました。
兄弟間でうつしあったり、子供から大人へうつってしまうと、体力的にも精神的にも大きなダメージになってしまいます。
しっかり準備をしておけば、いざというときに慌てずにすみます。
しっかり対策をして、感染症の流行を乗り越えましょう!
マタイク編集部【女性・ママへ】おすすめ記事
⇒オールインシャンプー「haru」は女性に優しくツヤ髪に!白髪や抜け毛の効果は?口コミは?