集団生活に慣れさせる第一歩。子どものためにも幼稚園選びが最も大切になってきます。幼稚園によって教育方針や保育料など様々です。では、どうやって選べばいいの?公立がいいの?私立がいいの?頭を悩ますママパパも多いと思います。そこで今回は基礎中の基礎の部分だけをお教えします。
なぜ幼稚園へ入れるのか?
入園させる主な理由として、
①集団生活に慣れさせたいから
②同じ年齢の子供と遊ばせたいから
③小学校のプレ教育として
④ママが楽になりたいから
⑤まわりのお友達が行くから
理由は家庭それぞれであるでしょうね。 保育園と幼稚園の違いについても少々ご説明を。
大きな違いとして保育園というところは、一般的に両親のどちらも就労していたり、病気などの理由で子供を長時間預けなければならない場合にのみ入園許可がおります。
ただ、希望すれば誰でも入園できる、というのんきなものではないです。
保育園はずいぶん不足しているようで、昨今問題が山積みのようですね。
*公立幼稚園と私立幼稚園の違い*
あくまでも参考程度でお読みください。
・保育期間
公立=2年(年中さん、年長さん)です。
私立=3年(年少さん、年中さん、年長さん)です。必ずしも3年じゃなくてもOK。2年だけ入れるご家庭もあります。
・保育時間
公立=朝から午後早い時間まで
私立=朝から夕方くらいまで
・延長保育
公立=無し
私立=あり。延長保育料をとる園もあります。
・保育内容
公立=のびのびしてる感じ
私立=様々ですが、園のカラーを出しているところが多々あります。例えば英語を取り入れているとか、体操に力を入れているなど。
・バスの送迎
公立=無し。保護者による送迎のみです。
私立=あり。バス代は保育料とは別途に納入します。保護者による送迎も○です。
・給食
公立=無し。毎日お弁当を持たせます。
私立=あり。週に一回程度お弁当の日があります。保育料とは別途に納入します。
公立のメリット・デメリット
保育料が安い!というところが一番のメリットです。
地方にもよるかと思いますが、私立の保育料と比べて半分というところもあるようです。
《デメリット》
・給食が出ないので、毎日お弁当を作ってもたせなければなりません。
お弁当作りが苦ではないママには良さそう。
・送迎もバスはないので、徒歩または自転車ですることが多いようです。
・保育期間が短い。2年間だけなので、4歳までは手元で養育です。
・保育時間が短い。だいたい8時半もしくは9時から預けて、午後は1時~2時くらいまで。
私立のメリット・デメリット
・園それぞれに特色があること。
体操に力を入れているところもあれば、英語教育をやっていたり、小学校のプレって感じがするかも。
・預けられる時間が公立に比べると長い。
子どもを預けている間に、パートで仕事をされている方も多いようです。
・給食が出る。
なのでお弁当の日は週に1回か2回。好き嫌いを少なくするチャンスですね。
《デメリット》
・保育料が高い。
公立の倍、もしくはそれ以上かかるところもあるようです。
・マンモス幼稚園になると、園児の数も多くなります。
先生の目が行き届くような園だったらOKですけどね。
=経験談=
ただ個人的な意見としては、小学校へ入学する前に集団生活には慣れておいたほうが絶対に良いと思います。
大げさに、きれいに言うと、小さな家族社会だけでは築けないコミュニケーション術を学ぶ初めての世界なのです。
「可愛い子には旅をさせよ」です。
私は、3歳になったら幼稚園に入れたい!って思っていました。
なので必然的に「私立」という選択肢でしたね。
一人で毎日面倒を見るのが苦痛のレベルだったんです。
あまり自宅からは離れていない幼稚園を3箇所くらいは調べました。
そのなかでも一番魅力的だったのは、お弁当を週に1回しか持たせなくていい、延長保育料金が加算されない幼稚園でした。
息子はそこへ入園して、3年間私の自家用車での送迎で通い続けました。
こうして書いてみると、ママが楽したいから私立に入園させたんだ~って思われるかもしれません。
最初はそういう気持ちもあったと思います。
私はもう辛かったんです。ずっと一人で子育てに明け暮れる毎日に。
でもでもでも、最初に登園したあの日の光景は今でも目に焼きついています。
片時も私と離れたことがなかった息子が、「ママー!ママー!」ってわんわん泣いて、先生に抱きかかえられて教室へ入っていったときのこと。
一人で自宅に戻って、自分はなんて悪いことをしてしまったんだろうと泣いたあの日のことを。
これもまた思い出です。
可愛い子には旅をさせよ、です。
振り返ってみると、自分もあの時に子離れの第一歩を踏みしめたのかもしれません。