一生経験することのない子供もいますが生後6ヶ月過ぎると突然、高熱と共に熱性けいれんを経験する子供もいます。はじめて経験するママは症状にアタフタしてしまいがち。いざという時に慌てない為にどう対応していけばいいのでしょうか。
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熱性けいれんとは
生後6ヶ月頃から5歳(大半は1歳半頃から3歳)38℃以上の高熱を伴う2、3分程のけいれんを「熱性けいれん」と言います。 症状としては突然手足が硬直してガタガタ震えだし、白目を向いて、こちらの呼びかけに答えられない意識の無い状態になります。症状があまりにハデでパニックになってしまいそうですよね。 ではどんな風に大人は対応したら良いのでしょうか。
熱性けいれんが起こったら
熱性けいれんは全ての子供が経験するわけではありません。 親や親の兄弟など近親者に熱性けいれんの経験を持つ子供は遺伝しやすいようですが、そうでなくても熱性けいれんが起こることもあります。
熱性けいれんが起こったら
●時間を計りながら、まず平らな場所に横向きに寝かせましょう。 ●衣服を緩め2、3分ほどそのまま様子を見ます。 ●この際に最も大事なことは『大声で叫んだり、強く揺さぶる』行為は症状を長引かせるので止めましょう。 通常の熱性けいれんの症状ならば、けいれんが治まり何事も無かったように眠りにつきます。念のため初めての熱性けいれんの後は落ち着いてから病院への受診をオススメします。
もしも
●5分以上けいれんが治まらない ●皮膚や唇の色が紫になるチアノーゼが出る ●短時間に何度もけいれんを繰り返す ●けいれんの後にも意識がしっかりしない こんな症状があるようなら迷わず救急車を呼びましょう。
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熱性けいれんとその後
熱性けいれんには「単純型熱性けいれん」と「複雑型熱性けいれん」があります。 2,3分ほどの熱性けいれんを1回だけと言う子供が殆どで、その後は特になにも治療等は必要ありません。 熱性けいれんが起こった後、約4割が2回目以上の熱性けいれんを経験するようです。その場合はけいれんの再発予防に「ダイアップ」と言う座薬が処方されます。 5分以上の複雑型熱性けいれんの疑いのある子供はMRIや脳波の検査を行うことがあります。その結果で必要であれば今後の治療や対処について医師からの説明があると思います。
まとめ
熱性けいれんは症状だけ見るととても恐ろしく感じてしまいます。 ですが周りの大人が適切に対処できる知識が有るのと無いのでは全然違いますよね。病気にかからないとか熱を出さずに生活は無理に等しいです。 ですが予防で回数は減らすことができますよね。 基礎的なことですが手洗い、うがいは大切です。それでも熱性けいれんが起こってしまった時は出来るだけ落ち着いて対応しましょう。