遥は、都会の喧騒から離れ、静かな郊外のゴルフ場で開催されるコンペに参加していた。
彼女は、夫との日常から一時的な逃避を求め、このコンペに参加することを決意した。
遥の美しい姿は、他の参加者たちの目を引きつけていたが、彼女自身は、ゴルフの技術を磨くことに集中していた。
ゴルフコンペの出会い
その日、彼女のパートナーとして選ばれたのは、若くてイケメンの大学生・理玖だった。
遥は、彼の名前を聞いたことがあった。
彼は、大学のゴルフ部での活躍が話題となっている新星だったのだ。
初対面の二人だったが、ゴルフを通じて、自然と会話が弾んでいった。
理玖は、遥の美しさや、彼女のゴルフへの情熱に魅了されていた。
彼は、遥にゴルフのテクニックを教えることを提案し、二人は練習場で一緒に時間を過ごすことになった。
夕暮れ時、オレンジ色の夕日がゴルフ場を照らす中、理玖は遥の手を取り、彼女のスイングを修正してあげた。
その瞬間、二人の間には、言葉にできない特別な空気が流れていた。
練習が終わった後、理玖は遥を夕食に誘った。
彼女は、彼の誘いを受け入れ、二人は近くのレストランで食事を共にした。
レストランのテラス席で、星空の下、二人はお互いの人生や夢、恋愛観について語り合った。
遥は、理玖の熱意や紳士的な態度に心を奪われていった。
食事が終わり、理玖は遥を家まで送ることになった。
車の中、遥は彼のことをどんどん知りたくなり、彼の過去や家族について質問した。
理玖も、遥のことをもっと知りたいと思っていた。
彼は、遥に自分の大学やゴルフ部の話をし、彼の情熱や夢を彼女に伝えた。
家に到着すると、遥は理玖に「ありがとう」と微笑んで言った。
彼女のその一言と笑顔に、理玖は何か特別なものを感じた。
彼は、遥の手を取り、彼女の目を真剣に見つめて、「また、一緒にゴルフをしませんか?」と誘った。
遥は、彼の瞳の中に真実の感情を見つけ、彼の誘いを受け入れた。
この日の出会いが、遥と理玖の運命を大きく変えることになるのだった。
次回、第二章へ続く…
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