友だちの不倫相談を聞いたことがありますか?
そして、その不倫相手が自分の恋人だと気づいたら…どうしますか?
今回のエピソードは、そんな信じられないが現実の出来事。
あなたならどう感じるでしょうか?
まさか、私の彼が友達の旦那だった…
最近できた新しい友だち、美咲(仮名)とよく会うようになりました。
彼女はいつも夫の不倫の悩みを私に打ち明けていたんです。
美咲の話を聞くうちに、不思議と彼女の夫の行動が私の彼氏と重なって見えてきました。
「最近、彼が夜遅く帰ってくるのよね。仕事って言ってるけど…。」
美咲の言葉に、私も無意識にうなずいてしまいました。
私の彼も最近、同じようなことを言っていましたから。
「それに、彼、よくスマホを隠すのよ。何か怪しいメッセージでもあるのかしら?」
これまた、彼の行動と同じ。
私は思わず、心の中で繋がりを感じてしまいました。
「ねぇ、彼の趣味って何?」
美咲の問いかけに、私は少し緊張しながら答えました。
「えっと、彼は写真が好きで、よく旅行に行くの。それに、ジャズを聴くのも好きで…」
美咲の表情が一瞬で曇りました。
「まさか…私の夫もそうなの。写真とジャズが好きで、よく旅行に行くのよ。」
私たちの目が合い、一瞬の沈黙が流れました。
そして、ふと気づいたんです。
美咲の夫の話、それはまるで私の彼のことのようだったのです。
私たちは、お互いに怖々とスマホの写真を見せ合いました。
そこには、同じ男性が映っていたんです。
信じられない事実に、私たちは言葉を失いました。
「これが…私の夫よ。」
美咲の声が震えていました。
「同じ人…これ、私の彼だよ…」
私の声も震えていました。
まさか、私たちがそれぞれ愛していた人が、同じ人物だったなんて。
その後の会話は、まるで現実離れしたものでした。
私たちは怒り、悲しみ、そして驚きを隠さずにいられませんでした。
でも、何よりも大切だったのは、この事実を受け入れることでした。
しばらく二人で言葉を失った後、私たちは長い時間をかけて、この複雑な事態を話し合いました。
お互いを責めることなく、そして、それぞれの道を歩むことに決めたのです。
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