ソロキャンプが趣味のはずの夫の予期せぬ瞬間。
友人からの一本の電話が、平穏だった生活を一変させました。
信じられない夫婦の修羅場エピソードを紹介します。
ソロキャンプで発覚した夫の不倫騒動
夫がソロキャンプに興味を持ち始めたのは、パンデミックがきっかけでした。
「自然の中で一人の時間を楽しむ」彼のその言葉を、私は全面的に支持しました。
お互いの趣味を尊重することは、私たち夫婦の長年の約束事。
しかし、その約束が私たちの関係を試す大きな岩石になろうとは、この時、想像だにしていませんでした。
ある日、キャンプ好きのママ友からの電話で全てが変わりました。
「あなたの夫、ソロキャンプしてるって聞いたけど、女性と一緒にいるの見かけたわよ。」
最初は信じられず、ただの誤解だと思いたかった。
しかし、友人が証拠として送ってくれた写真を見て、私の心は氷のように冷え切りました。
それからというもの、私の中で何かが変わり、ついには自ら真実を確かめるため、キャンプ場へ向かう決意を固めました。
その日、空は晴れ渡り、キャンプ場には心地よい自然の音が満ちていました。
夫がキャンプに出かけるときの、あの嬉しそうな表情を思い出しながら、どこかでまだ彼の言葉を信じたい一心でした。
しかし、現実は私の想像をはるかに超えていました。
遠くからでも、彼の笑い声が聞こえ、その声に女性の笑い声が混ざっているのが分かりました。
私の心臓は激しく打ち、足取りも重くなりながら、その声の方向へと進んでいきました。
テントが設置されている場所に近づくと、夫と見知らぬ女性が一緒に火を囲み、何かを調理しているのが見えました。
その女性は、夫が普段私に見せるような優しさで、彼に話しかけていました。
夫もまた、彼女に対して親密な態度を取っているのが明らかでした。
私が近づく音に気づき、彼らが振り返った瞬間、時間が止まったように感じました。
夫の顔からは色が失せ、女性もまた、戸惑いと驚きの表情を浮かべました。
夫が言っていた「ソロキャンプ」は、実はこの女性との密会のための口実だったのです。
私は夫に問いただし、彼は始めは言葉を濁しましたが、最終的には全てを認めました。
彼とその女性の関係は数ヶ月前から始まっていたとのこと。
自然を愛するという共通の趣味が彼らを近づけ、やがて不倫関係へと発展していたのです。
その場での言葉の応酬は、キャンプ場の静けさを乱すほど激しく、やがて涙が流れました。
夫との間に築き上げてきた信頼というものが、この自然の中で、簡単に崩れ去ってしまったのです。
この日を境に、私たちの関係は決定的なものとなり、後に離婚へと進むことになりました。
まとめ
人は、どんなに信頼していたとしても、予期せぬ顔を持っていることがあります。
そして、疑問に思ったら、それを直接相手にぶつける勇気も必要です。
不倫という行為がいかに関係に深刻なダメージを与えるか、そして、その痛みから立ち直るためには時間がかかることを、私は身をもって経験しました。
しかし、この全てを乗り越えた今、私は自分自身がより強くなったと感じています。
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