あおり運転って、一体どんな心理から起こるのでしょうか?
日常のドライブ中に突如として現れるこの現象、その背後にある心の動きや、どう対処すれば良いのか…。
今回は、子供の目の前でのあおり運転の経験と、その後の出来事を紹介します。
あおり運転の恐怖
「ねえ、最近、車で本当に怖い経験したんだ。」
カフェの窓際の席で、私は友人の美奈にそう告げた。
彼女の目が心配そうに私の顔を見つめる。
「え、どうしたの?」
「子供たちを乗せて、週末のドライブ中にさ、突然あおり運転に遭ったの。」
美奈の目がさらに大きくなった。
「まじで!?」
「うん、それだけじゃないの。その男、車から降りてきて、私たちに怒鳴りつけてきたんだ。」
美奈が驚きの表情で私を見つめる。
「それって、ニュースとかで見るやつ?」
「まさにそれ。」
私は深呼吸をして、その日の出来事を思い返した。
「信号待ちをしてたら、後ろからその男が車を降りてきて、窓を叩きながら怒鳴ってきたの。子供たちもパニックになって、太一は『ママ、怖い』って泣き出しちゃって。」
美奈が口を塞ぐ。
「なにその男、マジで最低じゃない!!」
「それで、どうやって対処したの?」
「まず、車のドアをロックして、子供たちには『大丈夫、ママが守ってあげるから』って声をかけた。そして、すぐに警察に通報したよ。」
「その男はどうしたの?」
「警察が来る前に、他の車の人たちが助けてくれて、その男を制止してくれて、逃げていったけど警察にドライブレコーダーの証拠を提出したよ」
美奈が驚きの表情を浮かべた。
「その男は捕まった」
「うん、捕まったよ」
美奈が安堵の表情を浮かべた。
「本当によかった。でも、子供たち、トラウマになっちゃわない?」
「それがね、家に帰ってから、太一が『ママ、あの人、なんであんなことしたの?』って聞いてきて。」
「どう答えたの?」
「『みんな、時々イライラすることがあるよ。でも、そのイライラを他人にぶつけるのは、よくないことだよ』って説明した。」
美奈が微笑んだ。
「あなたらしい答えだね。」
「でも…本当に、怖い世の中だね。」
「うん、でも、家族の絆の大切さや、冷静な対応の重要性を改めて感じたよ。」
まとめ
あおり運転やそれに続く暴力的な行動は、遭遇した際の恐怖だけでなく、その後の社会的な影響も大きいです。
あおり運転には、何より冷静な対応と、家族を守るための適切な行動が大切です。
車のドアをロックする、窓は開けない、すぐに警察に連絡するを心がけましょう。
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