オレの名前は秀一。
ある日、親友の母、美香という女性と関わることになるとは思いもよらなかった。
美香はオレの母の友人であり、親友の母でもあった。
彼女の美貌と若々しさから38歳には見えなかった。
密かな瞬間
大学での実習が終わり、しばらく実家に帰っていたその日、母は美香が訪ねてくると言った。
特に気にも留めず、自分の部屋で音楽を聴きながらリラックスしていた。
「秀一、美香さんがここに来てるよ。」
母の声が響くと、オレはゆっくりと部屋を出た。
リビングに入ると、美香がそこに立っていた。
彼女の深紅のドレスは彼女の完璧な体形を際立たせていた。
久しぶりに会った彼女の美しさに、思わず息を呑んだ。
彼女は微笑みながら、「秀一君、大人になったね。」と言った。
その声はやわらかで甘美だった。
夕食の後、母が買い物に行った隙に、美香はオレに近づいてきた。
「秀一君、話があるの。」
彼女は深刻そうに言った。
心臓が高鳴る中、彼女を自分の部屋に案内した。
彼女が部屋に入ると、彼女はドアを静かに閉め、オレの目を見つめた。
「実は、君に惹かれているんだ。」
美香の告白に、オレは固まった。
彼女が手をオレの肩に置き、ゆっくりと近づいてきた。
彼女の唇が触れた瞬間、オレの心は高まりを抑えられなかった。
彼女の吐息が耳元で響き、全身が震えた。
その一瞬の接触は、彼女の体温と香りを伝え、虜にした。
その夜、美香との情熱的な時間を過ごした。
以降、美香との秘密の関係は続いた。
それは禁断の恋という感じがして、オレはその緊張感に酔っていた。
彼女の大人の魅力に引き寄せられ、日々深まる感情に戸惑いながらも、美香に引き込まれていった。
オレたちは、親友や母が気付かないように、巧妙に関係を続けた。
美香の家を訪れるとき、彼女の部屋は常にオレを待っていた。
香水の匂いが部屋に満ち、ベッドに転がる彼女のシルエットが、官能的で魅力的な世界を予感させた。
彼女の瞳に映るオレは違った自分に見えた。
それは大人へと一歩踏み出した青年の姿だった。
彼女の指がオレの肌をなぞる度、胸が高鳴り、時間が止まる感じがした。
彼女との時間は、とてもエキゾチックで濃密だった。
心を揺さぶる彼女の甘い声、柔らかな肌、温もり…それらすべてが五感を刺激し、彼女にさらに引き寄せられた。
しかし、彼女との関係が続くにつれ、それが間違っていることを理解していた。
親友の母との秘密の関係は、いつか必ずばれ、オレの周囲を混乱に陥れるだろう。
しかし、その禁断の甘さとは裏腹に、彼女と別れることの辛さを想像するだけで胸が締め付けられた。
混乱し、彼女の愛に溺れながら、それでも正しい選択をしなければならないことを知っていた。
このまま美香との関係を続けるべきか、それとも親友の母として彼女を尊重するべきか。
その答えを見つけるために、悩み、迷い、考え抜いた。
だが、彼女と過ごす時間、彼女の笑顔、彼女との密かな瞬間…
それらすべてが心を揺さぶり、正しい答えを見つけることを難しくさせた。
これがオレの現実だ。
これがオレの禁断の恋の物語だ。
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