SNSで話題になっている言葉「おぢアタック」、これは、35歳以上の男性が「自分はいける」と思い込み、8歳以上年下の女性に強引にアプローチする行為を指します。
年の差恋愛というよりも、勘違いアプローチといった方が正しいかもしれません。
今回は、実際に被害を受けた女性や、知らずに加害者になってしまった男性の体験談をもとに、おぢアタックの実態と、その背景にある心理を紹介します。
おぢアタックとはどんな行為?

おぢアタックは、おじさん(おぢ)とアタックを掛け合わせた造語、SNSで生まれた言葉ですが、今や20〜30代女性の間で共通認識になりつつあります。
定義としては、35歳以上の男性が8歳以上年下の女性に対して、「自分はまだいける」と思い込み、積極的に口説く行為です。
職場の飲み会、マッチングアプリ、コンカフェなど、あらゆる場所で起こっており、女性たちは「断りにくい立場を利用される」「気持ち悪いほどの自信が怖い」と感じることが多いようです。
一歩間違えばセクハラにもなりかねず、笑い話では済まされないケースも増えています。
被害女性のリアル体験談
都内で働く27歳のOL・瀬長マオさん(仮名)は、上司(42歳・バツイチ)からおぢアタックを受けたひとり、「瀬長は彼氏いるの?」「俺、かなり優良物件だよ」と肩に手を回されたと言います。
トイレに逃げても外で待ち伏せされ、「俺、結構本気だから」と誘われた瞬間、背筋が凍ったと話します。
その後も「俺、三宅健より年下だから」「次は20代と付き合うつもり」と、意味不明な若さアピールを連発、女性陣はドン引きし、グループLINEでは「これがおぢアタックか!」と爆笑のネタにされたそうです。
瀬長さんは冷静にこう語ります。
「芸能人の若く見える男性を見て、自分も同じと錯覚してる人が多い。イケオジだと思ってるのは本人だけですよね。」
勘違い男性の悲しい現実
一方で、自分がおぢアタックをしていたと後から知った男性も多いです。
神奈川県在住の39歳・山中雄介さん(仮名)は、後輩の結婚式で出会った28歳の女性に好意を抱き、高級レストランや夜景のバーに誘い、「付き合ってほしい」と告白するも、返ってきたのは「おぢアタックww」というLINE、検索して意味を知った山中さんは「まさに自分のことだった」と絶句したそうです。
後輩に「11歳下を自分から口説くのはキツい」と言われ、ようやく現実を受け入れたといいます。
「芸能人だって年下と結婚してるのに…と思ってたけど、一般人の自分が同じだと思うのは違いましたね。」
年の差恋愛自体は悪ではありません。
しかし、「自分はいける」と信じて相手の気持ちを無視する姿勢が、おぢアタックと呼ばれる原因になっているのです。
イケオジとおぢアタックは紙一重
おぢアタックをする男性の多くは、自分をイケオジだと思っている方が多いようです。
しかし、真のイケオジとは、年齢を受け入れ、相手を思いやれる余裕のある男性のこと、一方おぢアタックをしてしまう男性は、年齢を否定し若さへの執着で空回りしてしまうタイプ、大切なのは「いける」ではなく「敬える」姿勢です。
恋愛に年齢差はあっても、尊重がなければ関係は成立しません。
相手の気持ちを想像できるかどうかが、イケオジとおぢアタックの境界線を分けるのです。
まとめ
本当に魅力的な大人は、年齢ではなく思いやりで勝負するもの、自分はいけるではなく、相手を大切にできるかが恋愛の本質です。
恋をするのは自由ですが、敬意を忘れた瞬間、それはただの迷惑アタックになってしまいますよ…。
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