「おれは〇〇大学に行ったんだ」「学生時代が一番輝いていた」こうした言葉を口にする人、あなたの周りにもいませんか?
特に、学歴を誇る人ほど、過去の話を繰り返す傾向ってありますよね。
では、なぜ彼らは学生時代の栄光を語り続けるのでしょうか?
学歴が自己肯定感の支えになっている理由
学生時代は、明確な評価基準がありました。
試験の点数や偏差値といった数値で努力が可視化され、結果がそのまま周囲の評価に直結する環境です。
「〇〇大学に合格した」という実績は、努力の証として称賛され、成功体験として深く刻まれます。
しかし、社会に出ると話は変わります。
学歴が評価の基準になることは一部の業界を除けば少なく、仕事の成果や人間関係、時には運によって評価が左右されます。
ここで、多くの人がぶつかるのが「過去の自分の方が輝いていたのではないか?」という疑念です。
特に、学生時代に「頭がいい」と褒められ続けてきた人ほど、その評価が自己肯定感の根幹にあります。
しかし、社会に出るとそうした評価は少なくなり、代わりに「成果」や「人間関係のスキル」が重視されるようになります。
結果的に、現在の自分に自信が持てない人ほど、過去の栄光にすがることで自己価値を確認しようとするのです。
「真面目資産」が足かせになることも
また、学歴を誇る人の多くは、学生時代に「真面目に努力すること」を徹底してきたため、それを手放すことが難しくなります。
彼らにとっては、過去の自分が築いた「成功のルール」を壊すことが怖いのです。
たとえば、新しいことに挑戦するよりも、安定した職に就く方が無難な選択に思えるのは、その積み上げた価値観を守るためでもあります。
しかし、その選択が結果として「過去の成功」に依存する生き方につながってしまうことも少なくありません。
学歴自慢が周囲から敬遠されるのは、その人が「今」を生きていないからです。
人は、過去の栄光ではなく、今どんな価値を生み出しているのかで評価されます。
仮に学生時代にどれだけ優秀だったとしても、今の自分が成長し、新しい価値を生み出していなければ、それはただの思い出話にすぎません。
では、どうすれば学歴自慢にとらわれず、「今を生きる」ことができるのでしょうか?
まずは、「現在の目標を持つこと」が大切です。
過去の実績ではなく、今の自分が何を成し遂げたいのかを明確にすることで、未来志向の生き方ができるようになります。
また、新しいスキルを身につけたり、興味のある分野に挑戦することで、学生時代とは異なる自己肯定感を得ることができます。
そして、何よりも大切なのは「他者との比較をやめること」。
過去の自分や周囲と比べるのではなく、「今の自分がどうありたいか」に焦点を当てることで、学歴に固執する必要がなくなります。
学歴自慢に対するSNSの声…
■「学歴にこだわり続けるのは、学歴以外自慢するものがない人たちです。」
■「学歴マウント取ってくるやつは、学歴以外に自慢できるものが何もねえんだよ。学生時代が人生の頂点みたいなやつ、時々おるやん。だけどさ、社会人になって普通に頑張ってたら、学歴以上に誇れる成果なんていっぱい出てくるもんだろ。学生時代で人生終わってたら勿体無いで。」
■「知り合いの子供が高学歴で官僚の道に進んだので『優秀な子供だね』って言ったら、そのお父さんが『学歴とか進路とかどーでも良いんだけど優しい子だから自慢の息子だよ』って言った。素晴らしい価値観!」
■「学歴は自慢していいと思うんよね。誰もが平等にできる努力を最大限に行なった結果だから。採用する企業もそりゃ努力できる人を選ぶでしょ。高学歴だけど使えない人材は多い…ってそんなのただの外れ値で高学歴だから目立つだけだよ。」
■「20代後半なのにいまだに学歴自慢してる人はダサいなって。確かにいい大学行ったことはスゴいんだけど、社会人数年もやれば仕事で語れる内容あったほうが絶対いいよ。」
まとめ
学歴自慢は、人生のピークを学生時代に置いてしまった人の心理的な防衛反応とも言えます。
しかし、人生の本当のピークは、自分で作るもの。
過去にとらわれず、今を積み重ねることで、新しい輝きを手に入れることができるのです。
今を生きていますか?過去の栄光にしがみついていませんか?
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