大谷翔平の打球が看板に直撃…破損を商機に変えた『クアーズライト』の逆転センスが神だった

大谷翔平の打球が看板に直撃…破損を商機に変えた『クアーズライト』の逆転センスが神だった

2023年、エンゼルス時代の大谷翔平選手が放った特大ファウルボールが、アメリカのビール会社「クアーズライト」の看板を直撃、破損したLED広告を同社はただの損害として処理することなく、見事な発想転換で大ヒット商品に変えたのです。

今回は、ファウルボールから誕生した壊れた缶が、なぜアメリカ中で完売したのか?その舞台裏を紹介します。

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大谷翔平の特大ファウル事件

クアーズライト 大谷翔平
Via|X「Coors Light/@CoorsLight」公式より引用(黒い四角が限定缶)

2023年8月下旬、エンゼルスの試合中に起きた出来事でした。

大谷翔平選手がライト方向へ放った一打が、球場外野に設置されていた「クアーズライト」のLED広告ボードに直撃、その衝撃で一部が黒く焼け焦げ画面が壊れてしまいました。

通常であれば、これは球場運営側やスポンサー企業にとって損害報告の対象になる出来事、しかしこのとき、クアーズライトのマーケティングチームが即座に動き出します。

彼らは破壊をチャンスと捉え、数時間後には会議を開き、思いもよらぬ発想を打ち出しました。

「壊れた看板そのものをデザインにしてしまおう!」この柔軟な発想こそが、後に奇跡のリカバリーとして称賛されることになります。

Broken Board Editionの誕生

事故発生からわずか数日後、クアーズライト公式X(旧Twitter)アカウントが一枚の画像を投稿します。

「最高の野球選手のおかげで、新しい缶のデザインができた!」というコメントとともに公開されたのは、壊れた看板部分の焦げ跡やヒビ割れをそのまま再現した限定缶のデザインでした。

SNS上では瞬く間に拡散し、「Coorsはクールすぎる!」「絶対ほしい!」といったポジティブな声が続出、その反響を受け同社は、2023年9月5日(米国時間)に実際に「Broken Board Edition」と名付けられたレプリカ缶(中身なし)を発売、価格は1本17ドル(約2500円)でしたが、わずか24時間以内に完売、さらに翌日にはフリマサイト「eBay」で、定価の約4倍にあたる70ドル前後で取引されるほどの人気となりました。

わずか数日で、ファウルボールの事故をブランド価値の向上に転換した戦略は、マーケティング史に残る快挙として語り継がれています。

SNS時代のブランディング成功例

この出来事は、アメリカ国内外の主要メディアにも取り上げられ、「壊れた広告が、ブランドの新しい価値を生んだ」と高く評価されました。

同社の担当者はインタビューで、「偶然の出来事がブランドの創造力を証明するチャンスになった」とコメント。

また、試合翌日のスコアボードには、「Shohei, please don’t break anything else.(翔平、もう何も壊さないで)」というメッセージが掲げられ、ファンの笑いを誘いました。

この一連の流れは、「オオタニ効果」と呼ばれ、企業が予想外のトラブルをどう転換できるかという、新時代のスポーツマーケティングの見本として世界中の企業が注目、ユーモアで乗り切る企業姿勢がブランド価値を決めるということを証明した事例となりました。

まとめ

クアーズライト社は、損害をユーモアと創造力でチャンスに変え、ブランドの人気を世界規模に押し上げました。

偶然を恐れず、笑いに変える…それが世界に愛されるブランドの条件なのかもしれません。

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