ユニクロがあえて売れにくい色を展開するカラーマーケティングが想像以上にレベチだった

ユニクロ

ユニクロの店舗を訪れると、この色誰が着るの?と思うようなパステルカラーやビビッドカラーが並んでいます。

中には明らかに売れなさそうな色もありますが、実はそれらもすべて計算の上、さらにオンライン限定サイズや店舗にないアイテムが存在するのも同じ理由からです。

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目立つ色は人を呼ぶためにある

ユニクロの店頭で最も売れるのは、やはり黒・白・グレーといった定番色です。

ではなぜ、それ以外の派手な色を多く並べるのでしょうか?

それは「色が人を呼ぶ」からです。

鮮やかなオレンジやマスタード、深緑などの目立つ色は実際にはあまり売れなくても、お客様の視線を引き寄せる客寄せパンダの役割を果たします。

カラフルな服が並んでいると、新作が出たのかも?と興味を持って足を止める人が増え結果的に来店数が増加するのです。

ですが、興味を持って来た人が最終的に選ぶのは、結局黒や白などの無難なカラー、つまり売れない色を置くことで売れる色の売上を上げているという逆転のマーケティングなのです。

豊富な色のバリエーションは、単なるラインナップの多さではなく、心理的な集客装置として機能しています。

多色+多サイズの合理性

ユニクロは現在、世界25か国以上で展開するグローバルブランドに成長、生産は世界共通の工場で効率的に多色展開・多サイズ展開しています。

たとえば、日本では地味に見えるベージュやカーキでも、海外では人気色になることがあり、逆に日本人があまり着ないターコイズやピンクが欧米ではトレンドカラーになることもあります。

そのためユニクロは、どの国でどの色が売れるかを分析するため、敢えて多様な色を並べてカラーテストを行っているのです。

また、同じ理由でオンライン限定サイズも設けられています。

XSや3XLなど、店舗に置くと在庫リスクが大きいサイズをオンラインに集中させることで、世界中の需要をデータ化しています。

色もサイズも、どちらもユニクロにとっては世界市場を読むための実験素材、販売効率とデータ活用を両立させた極めて合理的な仕組みといえます。

色と選択肢が生むブランドイメージの鮮度

ユニクロのカラーバリエーションには、心理的な狙いもあります。

人は、選べることに喜びを感じるため、多くの色やサイズが用意されているだけで、ブランドへの満足度が上がります。

さらに、季節ごとにトレンドカラーを刷新することで、「今年は明るめが多いな」「落ち着いた色が増えたな」と、常に新鮮な印象を与えることができます。

この進化し続ける印象こそが、ユニクロが長く支持される理由のひとつです。

また、オンライン限定のカラーやサイズを設けることで、ネットでしか買えない特別感も生まれます。

消費者はそれを目にすると、店舗に行くよりも前にスマホでチェックするようになり、結果的にオンラインと店舗の双方で購買が促進されるのです。

ユニクロは、色とサイズのバリエーションを通じて、どんな人にも選ぶ楽しさを与えるブランドという立ち位置を確立しています。

まとめ

ユニクロのカラフルな服も特別サイズの展開も、すべてがユニクロの見せるマーケティングの一部です。

一見地味なTシャツの棚にこそ、世界を相手にする企業の知恵と合理性が詰まっています。

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