参院選の歴史的大敗から一夜明け、石破茂首相は続投を表明しました。
しかし、自民党内では反発が相次ぎ、麻生太郎氏が「続投は許されない」と周囲に語ったとの報道も…さらに過去に安倍首相の続投を批判していた石破氏自身の言葉の整合性も問われています。
惨敗を喫した与党を率いる首相に、求心力は残っているのか…「石破おろし」が再び始まる予感すら漂う今、政権の行方は重大な岐路に立たされています。
石破首相の続投表明
2025年7月20日に行われた参院選で、自民・公明両党は非改選議席を含めても過半数を割り込むという結果に終わりました。
昨年の衆院選、直前の東京都議選に続く3連敗という厳しい現実に直面しながらも、石破茂首相は21日の記者会見で「国政を停滞させてはならない。第一党としての責任を果たす」と語り、続投の意向を明確にしました。
しかし、その発言とは裏腹に、党内では早くも石破おろしの火種がくすぶっています。
とりわけ注目されたのが、党最高顧問である麻生太郎氏の発言、テレビ朝日の報道によれば、麻生氏は投開票直後、「石破首相の続投は許されない」と周囲に語ったというのです。
両者はかねてより犬猿の仲とされています。
2009年、麻生政権下での「麻生おろし」に当時の閣僚だった石破氏が加担した過去があるほか、昨年の総裁選でも麻生氏は石破氏ではなく高市早苗氏を支持し続けた経緯があります。
石破氏が総裁に選ばれた決選投票の直後には、麻生氏が一礼も拍手もほとんどせず、露骨に不機嫌な態度を見せていたことがSNSなどでも話題になりました。
さらに、今回の続投表明を受けて、石破氏自身の過去の言葉も再び注目を集めています。
2007年、同じく参院選で自民党が敗北し、安倍晋三首相が続投を宣言した際、石破氏は両院議員総会で「なぜ続投するのか、議員だけでなく国民にも理解を得るべき」と批判的な発言をしていたのです。
この点について記者会見で問われた石破首相は、「当時も、続投には理由と説明が必要だと述べた。今もその姿勢は変わらない」と釈明。
過去との整合性を強調しましたが、「あのときは辞任を求めていたのでは?」という批判の声も少なくありません。
石破政権が直面しているのは、単なる選挙敗北だけではありません。
過去の言動との整合性、政敵との確執、党内の求心力喪失、そして政策遂行能力への疑念、すべてが同時に噴き出している状態です。
7月末には両院議員懇談会が予定されており、石破首相はその場で続投の正当性を訴える構えですが、党内の亀裂がさらに深まれば、事態は一気に退陣ムードへと傾く可能性もあります。
果たして石破首相は、この危機を乗り越えることができるのでしょうか。
それとも、また新たな「総裁の椅子」をめぐる権力闘争の火蓋が切って落とされるのか…。
SNSの反応は
「え!?辞めないの?負けたんでしょ?」
「国民も自民党もボロボロにして、まだ総理の座にしがみつくの?あなたに誰が期待してるの?」
「これ、給付はするの?給付の法案そもそも通らないんじゃ?また国民に嘘つくの?」
「この人だけは信頼できない」
「阿部さんに言った言葉を詰められたら、逃げるって本当にコイツは人なのか?」
「ただ逃げてるだけだよ…選挙運動ではアメリカに負けんとか言い出して。言っていいこと、やったらいけないことがわかんないよ」
「それでも自民に入れた国民がまだこんなにいるからね。おかしいよ…」
「今回で自分らの1票で政治を動かしてるって国民が理解したから、次からは更に議席を減らしそう…もう辞めたら?」
「え?衆議院解散じゃないの?立憲と大連立とかふざけたことするなよ?」
「本当にお金に困ってて、給付のために投票したのに手のひら返しはやめてよ。」
「流石に石破さん、やってることおかしいって!」
「何も国民に対して果たしてないからこの結果なんだよ…」
「これで辞めなかったらいつ辞めるの?」
「そりゃ麻生さんブチギレだよ!せめて高市さんにしろよ」
「まだこの国をダメにするのか…」
など、不満の声が多くありました。
まとめ
今回の石破首相の続投表明には、SNS上で厳しい声が相次いでいます。
選挙に敗れたにもかかわらず辞任しない姿勢に対し、誰が期待しているのか?といった批判や、給付はどうなるのか?と政策への不信感も噴出しています。
過去の発言との整合性を問う声もあり、首相としての信頼は大きく揺らいでいます。
さらには、与党を選んだ国民への疑問や怒りも見られ、政治不信そのものが広がっている様子です。
このままでは、政権に対する民意との乖離がさらに深刻化する可能性があります。
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