飛行機での旅が当たり前になった現代、空港の安全性を疑うことは少ないかもしれません。
しかし、世界には地理的条件や設計上の理由から「危険」と言われる空港が存在します。
これから紹介する空港は、利用者から「本当に怖い!」と声が上がるほど…。
今回は、世界で最も危険と言われている4つの空港を紹介します。
関西国際空港(日本)
関西国際空港は日本を代表するハブ空港で、毎年多くの旅客が利用しています。
しかし、空港が「危険」と言われる理由はその立地条件。
関空は大阪湾に浮かぶ人工島に位置しており、地震や台風などの自然災害に弱いとされています。
2018年には台風21号の影響で滑走路が冠水し、1週間以上閉鎖に追い込まれました。
また、空港への唯一のアクセス手段である連絡橋がタンカーとの衝突で損傷したため、利用者が孤立する事態が発生した事もあります。
このような自然災害への脆弱性が「危険」とされる理由です。
関空を利用する際は、天候情報を事前にチェックすることが不可欠です。
ルクラ空港(ネパール)
世界で最も危険な空港として名高いのが、ネパールのテンジン・ヒラリー空港(旧ルクラ空港)。
エベレスト登山の玄関口として知られていますが、その地形が利用者を震え上がらせます。
滑走路の長さはたった527メートルと非常に短く、さらに一方の端は断崖絶壁、もう一方は山に囲まれています。
悪天候が頻繁に起こることも加わり、着陸や離陸の際にパイロットの高い技術が求められます。
観光客が増えたことで便数も増加していますが、命がけのフライトになることも。
訪れる際は、安全な航空会社を選ぶようにしましょう。
ウェリントン空港(ニュージーランド)
ニュージーランドの首都ウェリントンに位置するこの空港は、風の強さで知られています。
ウェリントン空港の滑走路は、海に囲まれた狭い土地に建設されており、風向きや風速の影響を受けやすい地形です。
特に、南極から吹き付ける強風「スラスト」がパイロットにとって大きな課題となります。
これにより、着陸時に大きな揺れや機体の不安定感が発生することがあります。
旅行者は事前に風の影響を考慮し、余裕を持ったスケジュールを立てることをお勧めします。
バラ空港(イギリス)
イギリスのスコットランドにあるバラ空港は、世界で唯一、砂浜を滑走路として利用している空港です。
満潮になると滑走路が水没するため、フライトスケジュールが潮の満ち引きに完全に依存しています。
さらに、滑走路は砂地のため雨天時や強風時には滑りやすく、離着陸の難易度が上がります。
視界が悪い状況では運航が中止されることも多いです。
観光地として非常に魅力的ですが、この特異な運営体制を理解した上で訪れることが大切です。
まとめ
これらのの4つの空港は、それぞれ地理的条件や気象要因によって「危険」とされています。
しかし、これらの空港も対策を講じながら運営されており、多くの旅行者に利用されています。
旅行を計画する際は、事前に空港の特徴や天候を確認し、余裕のあるスケジュールを組むことが重要です。
安全への配慮を怠らず、安心して旅を楽しんでくださいね。
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