1923年、ブラジル・オエル・ヴェルデ村で起きたとされる「集団失踪事件」。
食事中のまま消えた村人たち、静まり返った家々、そして黒板に残された絶望の言葉…。
拳銃の使用痕はあったものの、血痕や争いの跡は一切ありませんでした…この村で一体、何が起きたのでしょうか。
オエル・ヴェルデ村集団失踪事件の真相

600人の村が消えた——オエル・ヴェルデ村の衝撃
1923年2月5日、南米ブラジル中部に位置していたとされる小さな村「オエル・ヴェルデ」で、信じがたい出来事が起こったとされています。
人口約600人の村人全員が、ある日突然、姿を消していたのです。
隣村から訪れた人々は、村の異様な静けさに違和感を覚え、すぐに事態の異常さを察知しました。
人の姿が見えないにもかかわらず、村には生活の痕跡がくっきりと残されていたのです。
- 食事の支度が途中のまま放置されているキッチン
- 湯気の立つ鍋、茹でかけのパスタ
- 洗濯物が干されたままの庭先
- 火のついたままのランプ
どれを見ても、つい数分前まで人がいたことを示していました。
それでも、村には一人たりとも残されておらず、逃げた痕跡や争った形跡もありませんでした。
黒板に残されたメッセージ「どこにも救いはない」
この事件で最も不気味とされるのが、村の学校の黒板に残されていた一文です。
そこには、チョークでこう書かれていました。
「どこにも救いはない(There is no salvation)」
この一文は、村人たちが感じていたであろう恐怖と絶望を象徴しているかのようでした。
そして、これ以外には何のメッセージも、手がかりも残されていなかったのです。
拳銃の使用痕と、残された違和感
村内を調査した当局によって、数丁の拳銃が使われた形跡が見つかっています。
しかし不可解なのは、血痕や遺体、暴力的な痕跡が一切なかったことです。
もし村が襲撃されたのであれば、略奪の痕跡や、何らかの争いの証拠が残るはず…。
しかし家財や金品、食料品に至るまでそのままの状態で、すべてがその瞬間で時が止まっていたかのような状況でした。
事件から100年以上が経った今でも、この不可解な集団失踪の理由は不明のままです。
ですが、いくつかの仮説が挙げられています。
- 宇宙人によるアブダクション説
オカルトファンの間で語られる定番、村全体がUFOにさらわれたという説です。
突然の失踪と痕跡のなさは、確かに異常な力を連想させます。 - パラレルワールド転移説
科学的根拠は乏しいものの、「次元の狭間に吸い込まれた」などの超常現象説も存在します。 - 武装集団からの緊急避難説
当時のブラジルは政情が非常に不安定で、ゲリラや麻薬カルテルによる村の襲撃も珍しくありませんでした。
しかし、逃げたにしては身の回りのものを一切持ち出していないのが不自然です。 - 疫病や環境災害による強制退去説
未知の病気や環境トラブルにより、一時避難を強いられた可能性もありますが、情報があまりに断片的で検証が難しいです。
この事件、本当にあったのか?真偽は…
この事件はあまりにも謎に満ちており、その信憑性についても長年疑問が呈されてきました。
実際、事件の情報源としてよく引用されるのは、1962年にロシアの新聞に掲載された記事のみ、「オエル・ヴェルデ村」自体が地図上で確認できないため、「都市伝説である可能性が高い」とする声も多いのです。
また、同様の構成を持つカナダの「アンジクニ村集団失踪事件」も、後に創作であることが判明しています。
まとめ
600人の村人が忽然と消えた、この物語が事実かどうかは今も明らかになっていません。
しかし、その不気味なシチュエーション、残されたメッセージ、使用済みの拳銃、そして何より誰一人見つかっていないという異常性は、多くの人々の想像をかき立て続けています。
もしかしたら、それは事実ではないのかもしれません。
けれど、真相が解明されない限り、私たちはどこかで「本当にあったのかもしれない」と思わずにはいられないのです。
今も語り継がれるこの謎、どう思いますか…?
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