新年度が始まり、多くの新卒社員が社会人生活をスタートさせる中、入社からわずか数日で退職代行サービスを利用し、退職を決意するケースが急増しています。
この現象はSNS上でも大きな注目を集め、賛否両論の意見が飛び交っています。
今回は、この事象を解説しながらSNSでの反応を紹介します。
退職代行サービスへの依頼が急増
退職代行サービス「モームリ」によると、2025年4月1日から3日間で新卒社員からの退職依頼が33件に上ったと報告されています。
特に4月1日には5件、2日には8件、3日には18件と、日に日に増加傾向にあるようです。
主な退職理由は企業説明会とのギャップ
新卒社員が退職を決意する主な理由として、入社前の企業説明会で聞いていた内容と実際の業務内容や労働条件が大きく異なる点が挙げられます。
具体的な例として、以下のような声があります。
- 休日出勤の有無|入社前には休日出勤はないと説明されていたが、実際には頻繁に休日出勤が求められた。
- 給与の相違|求人票に記載されていた給与額と実際の基本給が異なり、最低賃金を下回っていた。
- 業務内容の違い|接客業務を希望して入社したが、実際には食器洗いなどの裏方業務が主であった。
これらのギャップは、新卒社員にとって大きな失望となり、早期退職の一因となっています。
退職代行サービスの運営者によれば、企業側からも離職率低下のための講演依頼が増加しているとのことです。
これは、企業自身も早期離職の問題を深刻に受け止め、改善策を模索している証拠と言えるでしょう。
しかし、根本的な解決には、企業説明会での正確な情報提供や、実際の労働条件の明示が不可欠です。
入社後に「聞いていた話と違う」と感じさせないためには、企業側の誠実な対応が求められます。
SNSの反応
「そもそも新卒に退職代行ってわざわざ使う必要あるの?」
「退職くらい自分で伝えて辞められないと、この先社会人としてやってけるの?」
「企業が噓の説明をしたら辞められるって時代が証明してきたんだね」
「おれの時代なんか、企業説明と180度違うことを上司に言われ続けたな(笑)」
「働く気あるの?そのくらい我慢しろよ」
「その人の人生だし悪くはないと思うけど、社会なんて不条理まみれなんだから多少は妥協しないと何処にも行けないし働き続けられないと思うな…」
「モームリ退職したい時はどこに頼むの?モーヤダとかあんの?」
「今ってほんと中学も高校も生徒を怒鳴ったりきつく叱ったりしないからね。そこから社会人になるのは、ほんとギャップが大変だと思う。」
「せめて3年でなく、3日かよ!(笑)」
「根性とかはいいたくないけど、この先何十年と社会人勤まるか?」
「退職代行も儲かってるんだな!最初はバカにしてたよw」
「会社名”モームリ”って、もう無理ってことか!」
「これで働いた数日の給料を求めたらヤバい奴認定!」
「GW明けのモームリ相談件数がどうなるか非常に楽しみでございます」
「おれの時代は簡単にやめれなかったぞ」
「入らなくて正解だ。こう言う企業は人員が減って淘汰されれば少しは良い社会になるだろう。今までがおかしかった、氷河期は我慢して勤めていた。我慢して、ね。」
「一日で何が分かるんだ、という意見もあるだろうけど、一日で分かるぐらい酷い会社だったかもしれないしね」
などの声が多くありました。
まとめ
新卒社員の早期退職が増加している背景には、企業説明会での情報と実際の労働条件とのギャップが大きく影響しています。
企業側は、誠実な情報提供と労働環境の改善に努める必要があります。
一方、新卒社員も、入社前の情報収集を徹底し、疑問点は事前に確認する姿勢が求められます。
退職代行サービスは、やむを得ない状況での選択肢として存在しますが、利用の前に他の手段も検討し、慎重な判断を下すことが重要です。
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