なんだか最近、子供がママばっかり…そんな風に感じて、ちょっぴり寂しくなったことはありませんか?
子供がパパに懐かないのは、決して父親としての魅力が足りないわけではありません。
ただ、心が通じる関わり方を知らないだけなんです。
実は、子供が自然とパパのそばにいたくなるパパっ子の父親たちには、ある共通点があります。
今回は、心理学的な視点も交えて、子供との絆を深めるスキンシップを5つ紹介します。
パパっ子の父親が絶対にやる親子のスキンシップ
目線を合わせて話す・遊ぶ
子供が「見て!」と声をかけてきたとき、あなたは立ったまま返事をしていませんか?
実は、しゃがんで子供と同じ目線で接するだけで、子供の安心感は大きく変わります。
発達心理学ではこの関わりを「共同注意」と呼び、親が子供の注目しているものに一緒に注目することで、信頼関係や言語・社会性の発達を促すとされています。
「わあ、それ作ったの?すごいね!」など、目を見てリアクションを返すだけで、子供は「パパはちゃんと自分を見てくれている」と感じます。
スマホを見ながらの、ながら返事では伝わらない、真っ直ぐな愛情表現こそがパパっ子の第一歩です。
パパだけの役割をつくる
毎日の中に「これはパパの仕事」と子供が認識するルーティンを取り入れることで、自然と関係が深まります。
たとえば、
- お風呂はパパと一緒に入る
- 寝る前の読み聞かせはパパ担当
- 朝のハグでおはようタイム
こういったパパ限定の時間があると、子供はパパとの関係を特別なものと感じやすくなります。
ポイントは、特別なスキルより続けること!
毎日じゃなくても、「これはパパとすること」として習慣化することが大切です。
「名前+ひとこと」で呼びかけるクセをつける
「おいで」よりも「〇〇ちゃん、おいで!」、「やってごらん」よりも「〇〇、やってみようか!」こうした「名前+ひとこと」の呼びかけには強力な効果があります。
子供は名前を呼ばれることで、「自分が特別に見られている」と感じるようになります。
これは承認欲求を満たす行為であり、「パパは自分に関心を持ってくれている」という実感につながります。
簡単なようで意外と意識しないとできないこと、ぜひ今日から心がけてみてください。
「大好き」「ありがとう」を言葉で伝える
子供への愛情は、行動でも伝わりますが、言葉にすることでもっと深く伝わります。
「大好きだよ」「今日もありがとう」「いてくれて嬉しい」こうした肯定的な言葉を日常的にかけることで、子供の自己肯定感がぐっと高まります。
心理学ではこのような声かけを「感情のラベリング」と呼び、自分の存在が肯定されていると感じる経験が、心の安定に直結するとされています。
特に、何かを達成したときだけでなく、何もない日常の中でも「今日も大好きだよ」と伝えることが、子供にとっての心の毛布になります。
失敗しても笑って受け止める
お茶をこぼした、うまく描けなかった、頑張ったけど失敗して泣きそうなどの、そんな場面こそパパの受け止め力が問われます。
「あっちゃー、池ができちゃったね!」「それ、むしろ新しい絵じゃない?」と、ユーモアを交えて受け止めると、子供は「失敗してもパパは大丈夫って言ってくれる」と思えるようになります。
心理学的にはこれを「無条件の肯定感」と呼び、失敗やミスをしても愛されているという実感が、挑戦する勇気を育てます。
怒らず、笑って、寄り添う。
これが、子供が安心してチャレンジできる土台になります。
まとめ
子供が「パパといると安心する」「パパといると楽しい」と感じるようになるには、特別な才能や知識は必要ありません。
ママとは違うパパだからこそできる関わり方が、子供にとっての特別な絆になります。
あなたの少しの工夫と意識が、子供の心に一生残る宝物になるかもしれません。
子供があなたに懐かないと感じるときこそ、関係を深めるチャンス!まずは一つ、できることから始めてみてくださいね。
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