寝ようと思ってもなかなか眠れない…そんな悩みを抱えていませんか?
忙しい現代人にとって、良質な睡眠は何よりも大切なリフレッシュタイム、でも無理に眠ろうとするとかえって逆効果になることも…。
そこで今回は、毎晩ぐっすり眠るために取り入れたい「入眠ルーティン」と「睡眠力を高めるテクニック」を厳選して紹介します。
気持ちよく眠るための3つの方法
入眠儀式(ルーティン)を作る
まず最初におすすめしたいのが、「入眠儀式(ルーティン)を作る」ことです。
入眠儀式とは、「この行動をしたら眠る」という習慣を脳に覚えさせる方法。
毎晩決まった流れを作ることで、無理に眠ろうとしなくても自然と眠りモードに入れるようになります。
たとえば、次のような行動が効果的です。
- 寝る前に決まったリラックス音楽を流す
- 毎晩同じアロマを焚く
- ベッドに入ったらアイマスクをつける
- 軽いストレッチや深呼吸をする
このような「いつも同じ行動」を続けることで、脳は「このパターン=眠る時間」と学習します。
ポイントは、毎日同じ時間帯に、同じ手順で行うこと。
1週間程度続けるだけでも、眠りに入りやすくなったと感じる人が多いです。
寝る前の食事を見直す
次に大切なのは、寝る前の食事内容とタイミングに気をつけることです。
理想は、就寝の3時間前までに食事を終えることです。
理由は、食べた直後に眠ると消化活動が続き、内臓が休まらず、睡眠が浅くなるからです。
また、満腹すぎても空腹すぎても眠りにくくなります。
ベストは、「軽く満たされた状態」を作ること。
さらに、寝る前に避けたい食べ物・飲み物もあります。
- コーヒー、紅茶、緑茶(カフェインを含む)
- 脂っこい食べ物(消化に時間がかかる)
- アルコール(寝入りはよくなるが、睡眠の質を低下させる)
逆に、寝る前におすすめなのは「温かいミルク」「バナナ」「ナッツ類」など、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を促す食品です。
特にバナナには、メラトニンだけでなく、その材料となる「トリプトファン」も豊富に含まれているため、寝る前の軽いおやつにぴったりです。
リラックスを促す「4-7-8呼吸法」
さらに、簡単にできて非常に効果的なのが、「4-7-8呼吸法」です。
この呼吸法は、アメリカの著名な医師アンドルー・ワイル博士によって提唱されたもので、ストレス軽減や不安緩和に効果があるとして世界中で支持されています。
やり方はとてもシンプルです。
- 4秒かけて鼻から息を吸う
- 7秒間、息を止める
- 8秒かけてゆっくり口から息を吐く
このサイクルを、1〜3分ほど繰り返すだけでOK。
ゆったりとした深い呼吸によって副交感神経が優位になり、心拍数が落ち着き、体も心もリラックスモードへと導かれます。
特に、不安で頭が冴えてしまうときや、考えごとが止まらない夜におすすめです。
慣れないうちは、秒数を短めにして行っても問題ありません。
大切なのは、呼吸を意識してゆっくり整えること。
ベッドの上で目を閉じてこの呼吸法を行えば、自然と眠りに落ちる感覚を得られるでしょう。
まとめ
なかなか眠れないと悩むときこそ、「がんばって眠ろう」とするのではなく、自然に眠れる環境や習慣を整えることが大切になります。
毎晩の入眠儀式、適切な食事タイミング、そしてリラックスできる呼吸法、どの方法も特別な道具はいらず、今日からすぐに実践できるものばかりです。
まずはひとつ、自分に合いそうなものから始めてみてください。
心地よい眠りを手に入れる第一歩を、今日この瞬間から踏み出しましょう。
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