最近、米が高すぎる…そう感じている人も多いのではないでしょうか?
かつては「節約のために米を食べる」と言われていた時代があったのに、今では「米が高級品化」しつつあります。
実際、スーパーに行くと5kgの米が4,000円を超え、以前の価格の2倍以上になっていることも珍しくありません。
一体なぜここまで米の価格が急騰しているのでしょうか?
ただの物価高騰の影響?それとも天候不順のせい?
実は、その背後には長年続いた政府の政策が関係していたのです…。
なぜ米がこんなに高くなったのか?
米の価格が急騰した主な原因を整理しましょう。
減反政策による供給不足
「米が余ると農家が潰れる」その考えのもと、日本政府は1980年代から減反(げんたん)政策を推し進めてきました。
これは、米の生産を抑えるために農家に補助金を支給し、意図的に供給を減らすという政策です。
結果として、日本の米の生産能力は大幅に低下、かつては1,300万トンを超える生産能力がありましたが、現在の需要は700万トンほどに抑えられています。
「米が余らないように」と政府が供給を抑えてきた結果、いざ需要が増えた時に生産量をすぐに増やすことができず、価格が高騰してしまったのです。
流通問題、在庫の買い占めと価格操作
米の価格高騰には、流通業者や商社による在庫の買い占めも関係しています。
流通の要であるJA(全国農業協同組合連合会)が十分な在庫を確保できず、外食産業や商社が産地直送で大量に買い占めたことで、市場に出回る米の量が減少しました。
これにより、価格がさらに押し上げられたのです。
「スーパーで米が高くなっているのは、農家が儲かっているから」と思うかもしれませんが、実際には農家にはほとんど利益が回っていません。
農家の高齢化と生産コストの上昇(円安・肥料高騰)
現在、日本の米農家の平均年齢は70歳前後です。
さらに、60歳以上が9割を占め、29歳以下の若手農家はわずか1%未満、後継者がいないため、農業人口が減り続けているのです。
農家が減れば当然、供給も減少し、米の価格はさらに上がります。
また、近年の円安の影響で、輸入飼料や肥料の価格が高騰し、農業のコストが上がっています。
生産コストが増えれば、最終的に消費者が払う米の価格も上がることになります。
SNSの声は…
- 「この前、5kgで5,000円の米を買ったよ。家計の食事を支える大事なお米がこんなに高いのは死活問題…なんとかして欲しいよぉ」
- 「政府は何やってんの?減反政策はやってないとか言いながら、他の作物を作ったら補助金やってるの知ってるんだから!それは減反と一緒だからな!」
- 「JAもこれまで弱い農家を買いたたいてたのに手に入れられなくてざまあ!正直、JAにはいい印象がないから潰れてもいい!その代わりに新しい農家の会社や企業を立ち上げてくれ」
- 「国会の中継で石破が「倍とは言わないが5割程度上がってる」とかぬかしてびっくり!スーパーの価格見てないでしょ?倍以上だよ!?ふざけてるよ」
- 「政策が失敗したのなら、国民じゃなくて政府が泥被れよ!なぜ、国民の財布で補填してるんだよ!」
- 「新米ができたら落ち着くとか言ってたやつ出て来いよ!!」
- 「今年の新米ができたら国民が買占めするよ?来年の価格が怖い」
- 「暫定で補助金とかじゃなくて、根本的な問題を解決しろよ!」
- 「これ、10年後は米農家いなくなるでしょ?どうするの?外国の米を食えってこと?」
- 「うちのじいちゃん、80歳手前でもまだ米作らされてるよ。もらってる金額聞いたら驚いたよ!赤字だもん!ボランティアじゃないんだよ!」
- 「若者にやりたくなるような職業にしないと!少子化もだけど、そもそも飢え死にするよ?」
- 「財務省は早く農林水産省に予算を充ててやれよ!すべてが輸入の国になるよ?」
まとめ
米の価格高騰の背景には、政府の長年の減反政策や農家の高齢化、流通の問題が絡んでいます。
このままでは、日本の米農業が衰退し、やがて私たちは高額な輸入米を買わざるを得ない状況になってしまうでしょう。
政府が適切な支援を行い、生産者の負担を減らすことで、再び「手頃な価格でおいしい国産米を食べられる未来」を取り戻すことは可能です。
米は日本人の主食であり、日本の文化そのものです。
私たちの食卓から、米が消えてしまう前に、政府には迅速な対策を求めたいところです。
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