平凡な人生が一転…益田千栄が9年にわたる逃亡の末に自首した理由と罪とは?

平凡な人生が一転…益田千栄が9年にわたる逃亡の末に自首した理由と罪とは?

1990年に発生した「福岡・赤池町保険金殺人事件」、事件に関与したとされる当時20歳の女性「益田千栄」の存在です。

彼女はごく普通の若者でしたが、ある出来事をきっかけに人生が一変し、逃亡生活を余儀なくされました。

なぜ逃げ続け、最終的に自首する決断をしたのでしょうか?

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テレクラ保険金殺人事件とは

テレクラ保険金殺人事件とは

1990年12月、福岡県田川郡赤池町の運動公園の駐車場で、焼け焦げた車が発見されます。

車内には男女2人の遺体が残されており、当初は無理心中として報じられました。

しかし、捜査が進むにつれ、不審な点が次々と浮かび上がります。

殺害された女性は、事件のわずか1か月前に1億円の生命保険に加入していたことが発覚します。

その保険金の受取人が、なんと「益田千栄」だったのです。

事件は計画的な保険金殺人である可能性が高まり、捜査の目は小田義勝と益田千栄に向けられたのです。

小田義勝と益田千栄の関係

益田千栄は、当時アルバイト生活を送っており、安定した職を探していました。

そんな中、新聞に掲載された「美術品オークション会社」の求人広告が彼女の目に留まります。

面接に赴いた益田を迎えたのは、小田義勝という男性でした。

小田はかつて恐喝の罪で服役しており、刑務所で知り合った仲間と共に、出所後に保険金殺人を計画していました。

益田はその計画の一環として行われた「被害者選びの面接」に、知らず知らずのうちに応募してしまったのです。

面接には益田の他に、同じ年の女性が応募していました。

二人は採用され、すぐに高額な保険に加入させられます。

受取人は社長である益田とされ、仕事内容は美術品オークションとは程遠い、家の片付けなどでした。

さらに、突然二人は解雇されます。

実は、小田の仲間の一人が計画に耐えられず逃げ出したため、計画自体が中止となったのです。

この時点で、益田は命を救われた形となりました。

解雇後も、益田は小田の家の手伝いを続け、やがて二人は交際を始めます。

しかし、小田は新たな保険金殺人計画を企てていました。

益田を社長とする宝石販売会社を設立し、従業員に高額な保険をかけて殺害し、保険金を手に入れるというものです。

益田は小田の指示に逆らえず、友人を新たな従業員として誘い、保険に加入させます。

受取人は益田とされ、友人は自分が保険金殺人のターゲットになっているとは夢にも思っていませんでした。

計画的な保険金殺人の実行

計画は着々と進行し、益田と小田は被害者となる男性をテレフォンクラブ(テレクラ)で誘い出します。

男性に睡眠薬を飲ませて眠らせた後、小田がその男性を車に乗せ、益田と女性を連れて山道で待ち合わせます。

小田は女性を殺害し、男性には無理やり「女性を殺してしまった」とする遺書を書かせた後、男性も殺害します。

二人の遺体を車に乗せ、火を放ち、無理心中を装ったのです。

結果的に、計画はあまりにずさんであり、犯行直後から警察に目をつけられたのです。

事件後、二人は東京方面へ逃走します。

遺体が発見されたのはその二日後でした。

警察は、亡くなった女性に1億円の保険金がかけられており、受取人が益田であることを突き止め、二人の行方を追います。

事件から約10ヶ月後、益田と小田は殺人と死体遺棄の容疑で指名手配されました。

逃亡中、小田は金を工面するために窃盗を繰り返し、益田は夜の仕事で生計を立てました。

逃亡生活が3年目に差し掛かった頃、小田は埼玉で強盗事件を起こし、逮捕されます。

しかし、益田はその事実を知らず、小田を待ち続けていました。

小田は逮捕後も益田に関する情報を一切口にせず、黙秘を貫きます。

その結果、福岡地検は証拠不十分として小田を不起訴処分とし、彼は別の罪で服役することとなりました。

迷宮入りかと思われましたが、小田の親族から「小田が事件の詳細を話していた」という証言を得ることで、再び捜査が動き出します。

そして、2000年3月、小田は保険金殺人の罪で死刑判決を受けました。

これを知った益田は自ら警察に出頭しました。

彼女は出頭時に「小田が事件について曇りのない気持ちになったと感じ、自分も罪を償う決心をした」と語っています。

長年、犯罪を隠しながら生き続けることに疲れ、逃げる理由がなくなったことが大きかったのでしょう。

彼女には殺人罪の共同正犯が適用され、無期懲役が確定しました。

まとめ

益田千栄は、偶然の出会いと逆らえない状況の中で、犯罪に手を染めてしまいました。

最初は小田の計画を知らずに巻き込まれたかもしれませんが、計画を知った時点で止めることも逃げることもできたはずです。

現在も彼女は刑に服し、自らの行いの代償を支払っています。

この事件が示すのは、「自分は加害者にならない」と思っている人も、間違った関係性に取り込まれると知らぬ間に共犯者になってしまう可能性があるという恐ろしい現実です。

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