50cc原付が2025年10月に生産終了…半世紀続いた歴史の終焉と新基準モデルとは?

50cc原付が2025年10月に生産終了…半世紀続いた歴史の終焉と新基準モデルとは?

通学に使っていた原付がなくなるなんて信じられない…あの軽快さが好きだったのに…そんな声が全国で聞こえ始めています。

2025年10月をもって、長年日本人の生活に寄り添ってきた50ccの原付バイクが生産終了を迎えます。

1958年のスーパーカブ誕生から半世紀以上、時代の移り変わりを見つめてきた生活の足が姿を消すのです。

なぜ今、原付が消えようとしているのか、そしてその先に待つ新しい原付時代とは…。

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排ガス規制が引き起こした終焉

排ガス規制が引き起こした終焉
画像はイメージです。

今回の生産終了の最大の理由は、排ガス規制の強化です。

2025年11月から、国内でも欧州の「EURO5」と同等レベルの環境基準が適用され、50cc以下の原付にも例外なく義務化されます。

排出ガス中の有害物質を減らすだけでなく、「車載式故障診断装置(OBDⅡ)」の搭載まで求められるようになります。

しかし、エンジンや車体の小さい原付にこの装置を組み込むには、コスト面でも技術面でも大きなハードルで、部品の追加や開発費がかさむことで車体価格が上昇、結果的に「誰でも気軽に乗れる乗り物」ではなくなってしまうのです。

メーカー各社はこの現実を前に、50ccモデルの継続を断念、ある販売店は「もう数えるほどしか在庫がない」と嘆き、まさに終焉を迎えています。

新基準原付とは?

50cc原付の代わりに登場するのが「新基準原付」と呼ばれるカテゴリーです。

これは排気量ではなく出力(パワー)で区分される新しい原付で、総排気量125cc以下、最高出力4.0kW以下の車両が対象となります。

つまり、125ccクラスでもパワーを抑えた設計であれば、従来の原付免許で運転可能になるというものです。

交通ルールもこれまでと同じく、「最高速度は30km/h」、「二段階右折が必要」、「二人乗りは禁止」という制限が継続される見通しです。

この新原付は、2025年以降、メーカー各社から登場予定ですが、まだ具体的な発売時期や価格は発表されていません。

ただし販売店からは、車体が大きくなり製造コストが上がるとの声もあり、価格上昇は避けられない見込みとなっています。

EV原付が切り開く新時代

一方、電気で走るEV原付は排ガスを出さないため、新たな規制の対象外です。

すでにホンダやヤマハは電動スクーターの開発を進めており、今後は「EV+新基準原付」という二本立ての時代になると予測されています。

EV原付は充電設備や航続距離の課題こそあるものの、メンテナンスの手間が少なく環境負荷も低い点が魅力です。

また、自治体や企業による補助金制度の拡充も進んでおり、将来的には都市部での新たな通勤・配達インフラとしての役割が期待されています。

かつてスーパーカブが庶民の足として日本を動かしたように、次はEVと新原付がその役目を引き継ぐのかもしれませんね。

まとめ

50cc原付の生産終了は、長年親しまれた乗り物の時代の区切りを意味します。

排ガス規制と市場変化という2つの波が重なり、ガソリン原付は静かに幕を閉じます。

むしろ今こそ、新しい形でその存在が息を吹き返すときなのです。

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