ネットカフェ大量閉店の中『快活CLUB』がひとり勝ちできた納得すぎるワケとは?

ネットカフェ大量閉店の中『快活CLUB』がひとり勝ちできた納得すぎるワケとは?

かつてはサラリーマンや学生、住まいを失った人々の居場所だった空間ネットカフェが今、静かに姿を消しつつあります。

なぜ今、全国でネカフェの閉店ラッシュが続いているのでしょうか?

そして、そんな逆風の中でも唯一と言っていいほど存在感を強めている「快活CLUB」だけが生き残れた理由とは…?

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ネットカフェの閉店が続出してる?

ネットカフェの閉店が続出してる?
Via|Wikipedia @wikipedia.org(引用)

インターネットカフェ通称「ネカフェ」は、2000年代前半から、安価で長時間滞在できる快適空間として全国に広がり、2008年には3,074店舗にまで増加しました。

しかし現在、その数は747店舗にまで激減、なんと16年で約8割の店舗が閉店してしまったのです。

まず大きな要因として挙げられるのが、スマートフォンと動画・漫画アプリの普及です。

2008年以降、iPhoneの登場やNetflix・YouTube・LINEマンガといったコンテンツの進化により、家庭や移動中でも手軽にエンタメを楽しめる時代になりました。

ネットも動画もゲームも全部スマホでOKという流れが、ネカフェの存在意義を根本から揺るがしたのです。

さらに新型コロナウイルスの影響も大きなダメージを与えました。

在宅勤務の普及、夜間の外出自粛、終電逃し需要の消滅、これにより主要顧客だったサラリーマンが一気に離れ、2020年前後には10社以上のネカフェ運営会社が破産、中小チェーンは立て直す力もなく、静かに業界から姿を消していきました。

住まい代わりの需要喪失とコスト高

もうひとつの要因が、いわゆる「ネットカフェ難民」の存在とその消失です。

ネカフェは一部の人にとって住まい代わりであり、寝泊まりしながら就職活動や日雇い仕事をしている人も多く存在しました。

長時間パック料金で数百円〜千円台という価格設定は、家賃のかからない避難先として機能していたのです。

しかしコロナ禍を契機に、自治体の住居支援制度が拡充され、ネットカフェ生活から脱却する人が増加、これは人道的には歓迎すべき動きですが、ネカフェにとっては大きな収益源を失うことを意味しました。

そこへ追い打ちをかけたのが高騰する光熱費と人件費です。

24時間営業が基本であるネカフェでは、エアコン・照明・ドリンクバーの稼働が止まることはありません。

これらにかかるコストが売上を圧迫、しかも治安やトラブルの多さからスタッフの確保も難しく、人が集まりにくいという課題も浮き彫りになりました。

快活CLUBだけが生き残った理由とは?

全国のネカフェが次々と姿を消していく中で、快活CLUBだけがなぜ生き残っているのか?

それは単にお金があるからではなく、経営戦略・ブランド力・業態変革の3拍子を高次元で実行できたからに他なりません。

快活CLUBは紳士服大手「AOKIホールディングス」の完全子会社として、2003年にネカフェ事業へ参入します。

AOKIが持つ接客・清潔感・マネジメントのノウハウをネカフェに応用することで、当初からネカフェなのにホテル並みの接客を実現、さらに2017年から導入された「鍵付き完全個室」の存在が大きな転機になります。

これにより快活CLUBは、コロナ禍でも「三密回避型」のワークスペース・滞在施設として活路を見出しました。

快活CLUBはまた、全店直営であるため、全国一律でのサービス品質・スピード感のある対応が可能になり、レシートに「シェアリングスペース」と明記するなど、「娯楽施設」から「仕事・滞在施設」へと明確に舵を切ることに成功したのです。

2025年現在、日本複合カフェ協会に加盟する747店のうち、なんと489店が快活CLUB、81店がAOKI傘下の自遊空間です。

すでにこの2ブランドで約8割を占めており、ネカフェ業界は「快活一強」の寡占市場と化しています。

ただし、快活CLUBも決して楽な経営をしているわけではありません。

近年では無料モーニングやシャワー用タオルの廃止など、サービスの見直しを進めており、今後も利用者ニーズとコストバランスの両立が課題となっています。

また、地域に根ざした癖のあるネカフェが姿を消し、画一化された施設ばかりになっていく中で、「もう一度あの店に行きたい」と思えるような個性をどこまで残せるか?

ネカフェの本質が泊まれる空間から体験のある空間へ進化できるかが、今後の成長のカギを握っていると言えるでしょう。

まとめ

多くがネットカフェが閉店し、今や業界は快活CLUB一強時代を迎えています。

スマホの普及やコロナ禍での変化に適応できず消えていった店舗と、柔軟に戦略を変え続けて成長した快活CLUB、その違いは、「場」を提供するだけでなく、時代のニーズを読み取る力と、変化に即応するスピード感にありました。

今後もネカフェが単なる休憩所ではなく、必要とされる場所であり続けるためには、さらなる進化が求められる時代に突入したのではないでしょうか。

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