京都離れが止まらない…修学旅行の定番地に異変!?教育現場に悲鳴

京都離れが止まらない…修学旅行の定番地に異変!?教育現場の悲鳴

13年連続で修学旅行先ランキング1位を誇ってきた京都、しかし今その不動の地位が崩れ始めています。

観光客が戻り活気を取り戻した一方で、オーバーツーリズムと物価高騰が深刻化し、市バスに乗れない、宿泊費が予算を超えるなど、教育現場では「もう京都では難しい」という声も聞かれます。

今、修学旅行の行き先として京都離れが加速しているのです。

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混みすぎて動けない京都

コロナ禍を経て観光需要が急回復した京都、外国人観光客が急増し、清水寺や伏見稲荷大社周辺は平日でも人であふれ返っています。

京都市バスは慢性的な混雑状態にあり、地元住民からも「何台見送っても乗れない」という声が上がるほどです。

修学旅行生もその影響を大きく受けています。

生徒たちは「外国人観光客が多くて驚いた」と語りながらも、限られた時間で神社仏閣を巡る過密スケジュールに追われています。

一方で、学校側が頭を抱えているのは移動だけではありません。

食費や拝観料、荷物配送費などの高騰により、修学旅行の総費用が膨らみ予算を超過するケースが続出しています。

ある中学校の校長は「想定していた金額ではもうまかなえない」と話し、開校以来初めて修学旅行先を変更する決断を下したと言います。

新たな修学旅行先とは

新たな行き先として人気な場所が長崎です。

平和学習の場として定評があり、異国情緒漂う街並みや路面電車での移動も人気の理由で、京都に比べて宿泊費が抑えられる点も教育現場にとって大きな魅力となっています。

こうした京都離れの動きは統計にも表れています。

日本修学旅行協会によると、東京の公立中学校における関西方面への修学旅行申し込みは、2026年度の397校から2027年度には345校に減少、わずか1年で52校が減っており、京都離れが確実に進んでいることがわかります。

また、関西圏ではポスト京都を狙う動きも活発化、神戸市はSDGsをテーマにした企業訪問型の修学旅行プログラムを立ち上げ、実際に東京都内の高校が京都訪問を取りやめて神戸を選ぶ例も増えています。

ある高校の校長は「京都で学ぶ歴史も大切だが、広島や神戸でも総合的な学びができる」と語り、教育旅行の多様化を肯定しました。

京都市の苦悩とオーバーツーリズムのジレンマ

修学旅行生の減少に危機感を募らせているのが京都市と観光業界です。

長年、修学旅行生を受け入れてきた老舗旅館では、宿泊客の半数が学生ですが物価高による利益減少が続いています。

一方、市はオーバーツーリズム対策として宿泊税を全国最高額の1泊1万円へ引き上げる方針を発表、新たに得られる税収は、手ぶら観光の推進や修学旅行支援事業などに充てられる予定です。

松井孝治市長は「修学旅行は京都の魅力を知る入り口。今後も教育旅行として選ばれるように努力したい」とコメント。

しかし、交通の混雑や宿泊費の高騰など、根本的な課題は依然として解決の糸口が見えません。

観光収益を守りつつ、地元住民と学生が快適に過ごせる環境を整えられるか…京都は今まさに、観光都市としての共存のあり方を問われています。

まとめ

修学旅行の定番地として絶対的な存在だった京都、しかし今、観光の成功が皮肉にも教育現場を圧迫しています。

観光収益・地元の暮らし・学生の学び、この三つのバランスをどう取るかが、京都の未来を左右する鍵となるでしょう。

そして、新たな修学旅行先として名乗りを上げる長崎や神戸の動きは、「学びの形そのものが変わりつつある」ことを示しています。

京都が再び教育旅行の聖地として輝くためには、単なる観光地ではなく学びの街としての再構築が求められているのではないでしょうか。

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